曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

元教会の薄寒桜 が咲き始めました

2018年02月02日 | 日記

今日の花

薄寒桜

 

 


 昨日、一月の寒さでまだ梅の花も咲かないと書きましたが、元教会の前に十数年前に私が植えた薄寒桜が少しだけ咲き始めていました。薄寒桜は早い年には1月の下旬にはさきはじめるとても気の早い桜です。最近はやりの河津桜のような派手な美しさはありませんが、薄寒桜は小さな花を1月の末から3月の初めごろまで咲かせる桜で、寒い季節に少しづつ長い期間楽しむことができます。

 

 さて、今日は午後に一カ月ぶりで徳山の眼科病院へ行ってきました。例の目の病気の加齢性黄班変性症の治療です。昨年の9月の末に発症した加齢性黄班変性症は特殊な目の病気で、近所の眼科では治療が難しいと言われ徳山の専門医の所へ通っています。検査を含めると5回目の治療です。治療には目の瞳孔を広げなければいけないので治療の直後は車の運転ができません。それで自分の運転で通院することができないのでカミさんに連れて行ってもらうか電車で行くかしかありません。普段わたしは車での移動に慣れきっているのでたまには電車とかバスなどの公共交通機関を使うのもいいものです。今日も帰りにはバスに乗りました。何年ぶりのことでしょうか。バスの降り口の床が低くしてあって、道路に降りるときがとても楽になるようにしてありました。初めて気が付きました。高齢者や体の不自由な方への配慮でしょうね、そんなことにも気が付かないなんてもう何年バスに乗っていないのでしょう。それから、電車での移動もいいものですね、読みかけの文庫本の小説をかなり読むことができました。車での移動ではせいぜい音楽を聴きながら運転することしかできません。そして、駅に着いてから病院までは少し遠いのですが毎度歩いています。知らない街を歩くのは楽しいですね。5回目ともなると同じ道は通りたくないので今まで通った道と別の道をわざと通ったりします。秋に初めて歩いた時には街路樹の銀杏がとてもきれいでした。晩秋には落ち葉が歩道を埋めていました。今日は葉のない街路樹が立ち並ぶばかりで、町が遠くまで見渡せることに気が付きました。次の診察は3月の初めですから、まだ木々が芽を吹くには早いでしょうね。その頃は日差しも強まり街並みはずっと明るくなっていることと思います。

黄班変性症の経過は良好で出血部分はほとんどわからないほど良くなっていました。断層写真で見ても、出血で浮いていた網膜細胞が基底にきれいにくっついていて異常は見られなくなっています。ただこの病気は完全に治ったとは言えずまたどの部分かで再度出血することがあるそうです。それで定期的に検査に来た方がよいと言われました。もう6回目の年男ですからそれぞれの部品の老朽化は仕方ないのかもしれませんね。

 

 「今日の花」で桜をあげましたが、桜の花は梅の花よりも、より春を感じさせてくれる様な気がしませんか。今年も間もなく苗木屋さんから桜の苗が届くはずです。桜の木を植え始めたのが40歳の時でしたので、もう30年以上植え続けていることになります。今年の桜は今までと変わった品種の桜でエドヒガンと呼ばれる古いヤマザクラの系統の桜です。この桜はとても長寿で北日本の方には1000年を超すような樹齢の木があります。南の地方にはあまり見られないので、少し寒い地方の方が適しているのかもしれません。暖かい大島に植えたのでは1000年の寿命は無理かもしれませんが、私の執念で生き残ってもらいたいと思っています。良く考えて場所を選んで植えたいと考えています。1000年後の人たちのために。