曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

佐合島へ 2.

2019年05月05日 | 日記

今日は端午の節句

柏餅をいただきました。

久し振りの柏餅

 


 佐合島への2回目です。佐賀の港から8分ほどで佐合島へ着きます。船旅としては少し物足りないのですが近いのですから仕方がありませんね。

初めてみる島の風景。想像以上に静かで人の気配もほとんどありません。家は何軒くらいあるのでしょう。平生町のホームページによると平成19年4月2日での人口は43人と書いてありましたが、それは10年以上前のことですから今は何人住んでいらっしゃるのか。明治22年には975人の人がこの島に住んでいたとも書いてありました。当時は家族数が多いとして平均5人とすると、島の中に家は200軒くらいあったのでしょう。今のように流通が発達していない時代ですから食べ物は大半が自給自足であったはずです。島には平地がほとんどありませんのできっと山の斜面はほとんど開墾されて畑になっていたのではないでしょうか。島に着く前に山を含めて島全体を眺めてみたのですが、畑などは見ることができず、今はほとんどが鬱蒼とした森におおわれています。まさに自然の森が範囲を広げ人間を追い出しているかのようでした。昔の暮らしや島の歴史については急に調べることもできませんので島を歩きながらいろいろ想像してみました。そして、島の将来はどのようになるのでしょう。

この日は午前中の渡船で渡って島に4時間くらいは滞在するつもりでしたが、予定が狂って午後になって出かけたものですから島の中には2時間足らずしかいることができませんでした。集落を端から端まで一通り歩いただけで終わってしまいました。島に住んでいる人と話が出来たらよかったのですが、それもかないませんでした。そして山と海の生き物を見て回りたいのですがそれにはもっと時間がかかります。またいつかチャンスを作りたいと思います。

 

昨年のブログを見ると昨年の今日は上関の長島へ行っていました。意識していませんが、毎年同じようなことをしていますね。

 


佐合島に着きました。

島に近づきました。

島に近づくと本土は遠くなります。

港が見えてきました。

いよいよ上陸です。自転車の方は島の人でしょう。旅行鞄の人は帰省かもしれません。釣りに来た人もいました。

 

 

家の数は想像したより多いようです。

 

渡船はつぎの馬島へ向かって遠ざかって行きました。

 

港の側に案内板が立っていました。

とりあえず、集落の端まで行ってみることにしました。

 

崩れかけた家を見るとわびしさが感じられます。

 

この道は奥の方に行ってみたいですね。

 

大木はイスノキでしょうか。

 

海に近いので石垣の塀があります。大きな木が生えていますが元は立派な家があり、その庭樹だったのでしょう。

 

お寺が見えます。釣鐘もみえますね。

 

御影石できれいに組まれた屋敷跡に大きくそびえる木々、何か看板があります。

今日の目的地の一つです。久保白船の生家跡地でした。

隣はお寺です。

 

港からだいぶ歩いて来ました。

白い砂浜はきれいですね。夏には海水浴の人がやって来るのでしょうか。

 

更に集落の端っこを目指して歩きます。

ナンバープレートのないバイクや自転車がありました。活躍しているのでしょうね。

 

まだまだ先がありますが、今日はこの辺で。