曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

思いがけない 贈り物

2022年01月26日 | 日記

今日の花

椿   シンプルなヤブツバキはやはりいいですね。

 


 今日、雪国の知り合いから思いもかけない贈り物が届きました。

届いた白い発泡スチロールの箱をドキドキしながら開けました。実は昨夜メールが届き、雪国で採れた「雪キャベツ」というものが贈られてくることが分かってはいたのです。
「雪キャベツ」というのは降り積もった雪の下で寒さに耐えながら春が来るのをじっと待っているキャベツのことなんだそうです。凍ってしまわないように細胞の中に糖をしっかり蓄えているそうで格段に甘いキャベツだそうです。どこかでそのような話は聞いたことがありますが雪と縁のない暖地に住んでいる私たちにはそんなキャベツは見たことも食べたこともありません。そんなキャベツがいただけるということを昨夜から知っていたので少しワクワクしていました。

箱を開いてびっくりしました。キャベツは雪の中に埋まったまま送られてきたのです。名実ともに「雪キャベツ」なんですね。キャベツも当然嬉しいのですが信州の深々と積もった雪が目の前にあることにまた感動しました。キャベツは後で料理していただくとして、周りに詰めてある雪をひとかけら取ってすぐに食べてみました。もちろん何も味のない雪でしたが「一つまみ食べた雪は信州の深く積もりし景色おもわす」でした。送ってくださった方のご苦労に対し東を向いて何度もお礼をしました。

 

送っていただいた現地の写真です。すごいですね、深ーい雪の穴を掘って眠っているキャベツを掘り出すなんて。梯子がなければ外へ出られないなんて。どこにキャベツが埋まっているのかよくわかりますよね。貴重なキャベツです。

 

夕飯にはカミさんが手紙にあったおすすめ料理のキャベツの巣ごもりを作ってくれました。キャベツの甘みを確かめるためほんの少しの塩コショウでいただきましたがとても美味しかったです。
昨日のブログで書きましたように学生時代には毎年のように信州ヘスキーをしに行っていましたので、深々と積もった雪国の風景はすぐに思い出せます。新雪の降った朝の美しさも記憶にあります。そんなことを思い起こしながら雪キャベツをいただきました。〇〇さんごちそうさまでした。

送られてきた箱の中に残った雪で雪だるまを作りました。目の赤い実はサルトリイバラの実です。雪だるまさんは明日の朝まで持ちますかね。

 


雪国からの贈り物

 

雪の中のキャベツは『ここは何処 ! 」 何処へやって来たのだろうと私の顔を見てびっくりしているのかもしれません。

ワー 本物の雪だ !

到着直後ですが、どんどん解けてゆく雪はなんだかもったいなくて少しポリ袋に入れて取っておくことにしました。利用方法はまたゆっくり考えるとしてとりあえず冷凍ボックスに入れておきました。夏になったらシロップをかけてアルプスシャーベットとして食べましょうか。

 

夕飯の準備です、やや太めの千切りだったら私にも作れます。

 

夕飯が終わって、信州の雪で雪だるまを作りました。

 

君たちを家の中に置くことはできないんだ。ごめんね。  おやすみなさい ❢