曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今宵の月は 十三夜 ?

2023年09月27日 | 日記

今日の嵩山

嵩山   ダケサンと読みます。我が家の裏山であり私は毎日この山を眺めて育ちました。今も目の前にあるのが当たり前の景色です。高さ619mでそれほど高くもなく普通にどこにでもある山ですが瀬戸内海国立公園に指定された山頂からの海や島々の眺めは絶景と言っても納得していただけると思います。日本 海の眺め100選を作るならば当然入ってもよいと思います。この頃は山からの景色を観るために全国各地からわざわざ嵩山に登りに来られる人も多くなりました。歩いて登るのもいいですが山頂まで車の道がありますのでお年寄りや小さな子供連れでも観に行くことができます。山頂駐車場には先日富山ナンバーを見かけ珍しいなあと驚きましたが九州や関東の車も多いです。

 


 日が暮れてゴミ出しに出かけると空にかかる雲の一画がとても明るいのです。目を凝らせば雲に隠れた大きな月が見えました。そうだ、今月の月は名月だと思いだして今夜の月は何日の月だろうと気になりだしたのです。やがて雲間より顔を出した月は真ん丸ではありませんでした。もしかしたら今夜は十三夜ではなかろうかと家に帰ってカレンダーをみれば間違いありませんでした。雲間に見え隠れする月は晴れ渡る夜空の月よりもまたいいものです。明後日の中秋の名月が見られるかどうかは分かりませんが、こうして今夜素敵な十三夜の月が見られたことはラッキーでした。

十三夜の月と言えばのちの月として有名ですが旧暦9月の13日にまた月を見る機会があるかどうかわかりませんので今夜の月を撮影してみました。今宵の月を名月を待ち焦がれる月として「先の月」として愛でても良いのではありませんか。

のちの月に供える栗の実を今夜は栗がゆで食べました。

 


「先の月」十三夜の月

 

 

里わかぬ雲居の月のかげのみや見し世の秋にかはらざるらん 浮舟

 

雲間より出たる月は十三夜あなたは観ずや今宵の月を  蝶調

 

 


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