曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

室津半島の皇座山へアサギマダラの幼虫を見に行きました。

2015年06月18日 | 日記

今日の花

今頃少し高いところへ行くとよく見かけます。名前は思い出せません。

 


 最近アサギマダラ関連で上関町へよく出かけます。今朝も早起きして室津半島の先の方にある皇座山へ登ってきました。登ると言っても車で山頂近くまで行けるところなので楽に登れます。この山はいつの時期にもアサギマダラをよく見かける所で以前から気になっていました。先日虫仲間から林の中でカモメヅルらしい植物にアサギマダラが産卵しているのを見たという情報があって6月6日に産卵の確認に行きました。オオカモメヅルと思われる植物の葉にアサギマダラの卵をかなり見つけることができました。この辺りではキジョラン以外の食草に卵を産んだのを見るのは初めてです。夏の繁殖植物としてよく知られるイケマはこの辺ではほとんど見かけません。アサギマダラの飼育や生態観察は今までキジョランばかりで行っていたのですが今後はオオカモメヅルなども注意してみてゆかねばと感じました。前回の観察から11日経った今日、林の中を見て回ったのですが初齢幼虫2匹が見つかっただけで新しい卵は見つかりませんでした。前回見つけた卵は全て孵化していたようですがオオカモメヅルに食痕はあるものの幼虫の姿は見当たりませんでした。何かに捕食されたのかどこかに隠れているのか分かりませんが残存している個体の数は多くないのかもしれません。今後も続けて経過を見てゆきたいと思っています。

今朝も皇座山への道のり海霧がひどかったです。

 

 


この時期特有の海霧

いつものように橋の上には鉄道写真のマニアの方がいました。この霧では列車の写真は無理でしょうね。日曜日には30人くらいのマニアが並んでいることもあります。

 


皇座山にて


目の前に四国の伊方原発がよく見えます。


6月6日の産みつけられた卵の様子

 

卵はどれも産んだばかりの新鮮なものばかりでした。

 


6月17日の様子

オオカモメヅルの葉からは白い樹液は出ませんが幼虫はキジョランなどと同じように丸く葉に傷をつけてから中の部分を食べます。

真新しい食痕や古い食痕などがありましたがその割に幼虫の数は多く見当たりませんでした。何かに捕食されるのでしょうか。

 


オオバウマノスズクサもありました。

ジャコウアゲハの幼虫がいました。

 


きれいな蜘蛛の巣があると撮りたくなります

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿