曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今年初めてのギフチョウです。

2016年03月18日 | 日記

今日の花

上の二つの椿の花は同じ木の花です。上の花は2月・3月ごろに咲いたものです。下の花は秋の10月・11月ごろに咲く花です。咲き始めは白い部分が多いのですがだんだん全体がピンクになって行きます。

 


 16日にコツバメが羽化しました。飼育ボックスのギフチョウの蛹が羽化するのも時間の問題だと期待していたら、昨日17日のお昼前にはすっかり翅の伸びた美しいギフチョウが姿を見せました。春ですねー 

このギフチョウは道路のすぐそばのカンアオイに卵が産み付けられていたものを保護したものです。以前は保護した幼虫は終齢になるまで家で育てて元いた山に戻していたのですが蛹になったのちに天敵にやられるらしくどうも残存率が悪くて保護の効果が上がりませんでした。今は成虫にして生息地の山に返していますが一度減ってしまったギフチョウを元のように戻すことは難しいようです。生息地の林の中の草刈りや食草のカンアオイの補植などの保全活動も続けていますが近い将来ギフチョウを近くで見られない日が来るかもしれないと思うと寂しいです。本当かどうかわかりませんが温暖化が心配されているように暑さの苦手なギフチョウが自ら生息域を北の方へ移動しているのか、それとも里山の荒廃で生息環境が悪くなっているのか、気候の変化で天敵が増えたのか、やはり人のせいなのか、世界では毎日60種もの生き物が絶滅しているとも言われています。この美しい春の女神を滅ぼしたくないものです。

 


17日に生まれた今年一番のギフチョウ

 

 

18日の朝2番目が出てきました

 

 

馬酔木の鉢植えが飼育室に入れてあります

ギフチョウ♂

 

ギフチョウ♀

完全なOリングです。 

翅の模様はカラフルですね。

 


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