今日の柑橘
まだ名前が付いていません。標識番号1101です。糖度は16度くらいで酸は0.9%、とても甘い柑橘です。直径が5cm以下で小さいのが玉にきず。
6月の蝶-2
6/04
山で羽化したばかりのアサギマダラ 5月の下旬から6月にかけて越冬したアサギマダラが次々と羽化して大島ではあちこちで見られるようになります。多くは気温の上昇とともに北日本に向かうものと思われます。
ゴマダラチョウ オオムラサキと近い仲間ですがオオムラサキより一月位早く出現します。
イシガケチョウ ♂
ウラギンシジミ ♂
ルリシジミ ♂
ルリシジミ2化の雄が大発生しました。このルリシジミの群れは全て雄で雌はまだ出ていません。ルリシジミはヤマトシジミと並んで日本では最もポピュラーな蝶で沖縄を除く全国に生息しています。
6/5
コムラサキ コムラサキは柳の木で育ちます。最近は柳の木を見かけることが少なくなりました。
果物のことを昔は水菓子と言ったそうです。
「嗜好とは食べたり飲んだりして喜ぶ」と辞書にありますが、昔の人は現在のように甘いお菓子を食べて幸せになることはたぶんなかったでしょう。当時は甘い果物が最高の嗜好品だったのではないでしょうか。
日本において柑橘の名前が初めて出てくるのは日本書紀の中です。垂仁天皇の命を受けた田道間守(たじまもり)が10年かかって南の方の国から持ち帰ったのが非時香果(ときじくのかぐのこのみ)と言われている柑橘だったそうです。きっと酸っぱい柑橘だったのではと考えられています。千数百年を経て柑橘は甘くて素晴らしい果物に変わって行きました。現代の最高の嗜好品であるお菓子に負けないよう、いまも柑橘も他の果物も美味しくて人に幸せをもたらすことを目指して品種改良されています。
私の農園でも毎年新しい品種が実を付けています。でもこの頃は現代人の嗜好を満足させるためのハードルが高くてそれをクリアできる品種はなかなかできません。それでも何時か世界中の人たちが喜ぶような柑橘が生まれないかと夢と希望を持っています。
私が子どもの頃のミカンなんて、とてもすっぱかったような気がします。
品種改良の賜物でしょうか?