柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

こんな世の中悲しい(名古屋市 市営バスのベビーカー乗車拒否)

2019年11月11日 | 日々の出来事
名古屋市で、市営バスが双子のベビーカーを乗車拒否した事が話題になってます。
ニュースによるとはっきりと運転手による拒否ではないようですが、乗って良いかの問いかけに対して運転手の返答がなかったので、空気を読んで乗るのをあきらめたらしいです。
しかし市のHPによれば、この方のケースはOKであるにも関わらず、担当者に再度問い合わせた時にははっきりとダメと言われたとか。
サイテー

そう、普通に考えれば市の対応が良くないって思うところなんだけど、私は別の事も思いました。
それは、乗ってた乗客。
誰か1人でも「いいんじゃないですか~。手伝いますよ(^^)」って人がいればって。

運転手の対応は冷たいけど、そして、それがいいとか悪いとかというのはおいといて、もし受け入れてバスを何分間か停めて手伝ったら、きっといたよね、「チッ、早くしろよむかっ」って人。それも1人や2人じゃなかったはず。
どっちを取るか。
1人を取るか、その他大勢を取るか。
拒否された(と思った)方は泣いただろうけど、その他大勢はホッとしたかも。
運転手が問いかけに返答しなかったのは、この辺の葛藤があったのかもしれません、、、

私は、こういう状況がとても悲しく、そして怖いです。。。。
なんで皆が「いいんじゃないですか~」という雰囲気になれないのか

私自身が職場環境により体調不良になり、その時の周りのみんなや上司、職場の対応で色々と思う部分があり、人間ってというか日本人って怖いなと感じるようになりました。
そして、今は若干人間不信というか、人間嫌いというか、そういう気持ちも持ってます。(あくまで日本人に対して)
現実には出来ないけど、いっそ山にこもって人と接したくないという気持ちも湧くほどです。
もちろん素晴らしい方々はいるし、人に対して素敵と思う事も今でもあります。
でも、同度に、人間(日本人)に対して前述のようなネガティブな気持ちも持ってます。

私はこういう考えも持ってます。

よく外国人が日本人の素晴らしさを口にします。
日本の鉄道は時間に正確。
日本人は礼儀正しいので列にちゃんと並ぶ、エスカレーターの端は急ぐ人のためにあけて乗っている、などなど、挙げればたくさんありますよね。
でも、これ、果たして「人のため」にやってる事なんだろうか?と。
「人のため」だとしたら確かに素晴らしいけど、じゃなくて「自分のため」、分かり易く言うと「自分が人から文句を言われないため」にしてるんじゃないか、と。
だって、「人のため」に出来るような素晴らしい人達なら、なぜベビーカーの人を手伝ってあげられないの?じゃない?
時間に正確なのが困っている人の犠牲の上で成り立っている事ならば、それは果たして素晴らしいんでしょうかね。

ひねくれた考えかもだけど、このようにも考えてしまいます。

でも、私はこうも思う人間です。

私は独身ですし子供もいません。
なので働いている時には、子供の事でよく休む女性に対して冷たい気持ちも持っていました。
しかしそれは、「子供」を出せば何でも許されるみたいな、当然な態度が許せなかったんです。
ある旅行ブログのコメントで子持ちの女性が、「飛行機の一番前の席は子持ちに割り当てられて当然」のようなコメントを書いてて、それにはすごく嫌悪感を感じましたし。

私のいた課が職場の中で一番忙しい時に「子供のマラソン大会の応援で」と半日休んだ女性がいましたが、これに対して呆れて物が言えないと思った私は冷たいのでしょうか?
でも、本当に「いい加減にしてくれ」という気持ちでした。
中途半端な気持ちで仕事をしているように感じて許せませんでした。

だから部下が育休に入る時にはキツい一言を言いました。
「子供を育てながら仕事をするのは大変だと思う。ただでさえ女性は「だから女は」と言われるのだから、人の2倍も3倍も頑張らないといけないと思う。それで初めてちゃんと普通に見てもらえる。そういう覚悟が、かなりな覚悟がいると思う」と。

2倍3倍と言っても、本当に残業してとかそういうんじゃないんです。やる気というか、ちゃんと覚悟を持ってやってるという気持ちなんです。
まぁ、気持ちはおのずと態度に出ますので、分かりますしね。
そして私も、普段からそういう気持ちを持って一生懸命やってる人なら、子供の事でどうこう言ってきても、喜んで応援したい気持ちはありました。
でも、そういう覚悟のある仕事の仕方をしている人は残念ながらいませんでしたけどね。
(そもそも家の事やるだけでも大変なのに、プラス仕事もって、ちゃんとやろうと思ったら並大抵じゃないと思う)

それとも、これは独身だからゆえの、優しくない気持ちなんですかねぇ。
あるいは、私そのものが優しくないんでしょうかねぇ、、、

あと、関連の事なのですが、私は海外に行くと「日本って窮屈だなぁ」と感じる事が多々あります。
それは、ほとんどの外国人が「日本は素晴らしい」と絶賛する事の裏側だったりするのですが。

例えばスーパーのレジ。
私は値段が分かってたらきっちり、そうでなくても財布からお金をすぐ出せる状態でレジに並びます。
なので、払いでもたついている人がいるとイラッとしてました。
「してました」と過去形なので今はしてません。
それは、ある事がきっかけでした。

フランスのエクス・アン・プロヴァンスへ旅行に行った時の事。
スーパーのレジにて。

私の前の人、すんげーーーもたもたとお金出してる
しかも、レジのお姉さんも別に急ぐ風でもなく、お客に合わせてスローペース
あーーーー、やっと終わったの?と思った矢先、おいおい、今度は何やねん?
何か話し込み始めた、、、
どうやらスーパーのカードを作るにあたっての質問の模様。
後ろにいっぱい並んでるんですけどね、そんなのお構いないんですね、そのお客もレジのお姉さんも他のお客の事はアウトオブ眼中で、申込書を片手にあーだこーだやってる
で、私は途中までイライラしながら待ってたんですけど、他の私の後ろのお客さんね、別にイライラする風でもなく、普通におとなしく待ってるんですよね。
それ見てたらですね、なんか、「何でイライラするんだろう?」って思うようになりましてね。
「あーー、こうやって待たされるけど、でも、自分の番になったら自分もイライラせずにゆっくりやればいいんだ」って思えちゃって。
んで、そう思うとストンと肩の力が抜けたというか、何だかとっても気が楽になったんですよね。
そして、「あー、日本にいて感じる窮屈さの正体はコレかぁ」って思った次第。

そう。
日本はとても過ごしやすいけど、でもそれは、とても他人に対しても厳しい事を要求しているからだったりしません?

列にきちんと並ぶけど、知らずに列に並ばない人には猛バッシングするとか。
まぁ、分かってての割り込みなんてのは、そりゃ論外だけど。

私はあるコンビニでフォーク並びの決まりが分からず普通に並んだら、店員にキツく注意され周りのお客からも冷たい視線で見られ怖かった事があります。
こういうの他でもあるよね。

こういうのが、私は「日本は過ごしやすい」んだけど逆に「過ごしにくい」とも感じ、「日本人怖っ」とも思う所なのであります。

でもまぁ、これはもう人それぞれの性格によって感じ方は変わってくるでしょうから、決めつけ出来るものではないですけどね。
私の性格ではこう感じちゃいます。

色々長々と書いてしまったけど、ベビーカーの件をきっかけに思っていた事を書いてみました。
もっと皆が、心にゆとりを持って生きていけたらいいのにねって。。。

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