3年前中国新聞が連載で中国山地過疎50年と言う特集を組みました。昭和38年の豪雪をきっかけに中国山地が変わった様子は今までにも・中国山地・続中国山地・新中国山地・中国山地明日へのシナリオなどと継続して連載をしています。昨日市民センターの図書室をのぞいたら「中国山地過疎50年」の本がありました。一度読んだ記事ばっかりですが改めて読んでみると・・・問題点が怖いぐらいに並んでいます。
その中で50年の間の人口減少率が出ていました、山口県の旧美川町は何と80.1㌫の減です。河山鉱山・美川鉱山の閉山が一番大きな原因ではありますがそれにしてもものすごいことです。さらに平成の大合併が大きな要素に含まれています。
旧美川町は定住人口を増やそうと役場職員の採用に町内在住を条件にしていました。何人かの人が採用になり子供を含めて人口は少しだけ増えましたが・・・岩国市との合併により同じ同じ行政区だからと早々と岩国市の中心に出ていきました。
また身の回りでは旧吉和村は57.4㌫の減です。吉和村は合併前は佐伯高校に通学する生徒のバス代を80㌫負担していましたが、広域合併によりこういった特例は一律で出来なくなりました。各家庭は25000円の負担増でやむなく進学率の高い高校に行かせようと村を出て行ってしまいました。その後バスの再編で一律150円の制度が導入されましたが手遅れです。
まだ読みかけですが今後20年で消滅する運命にある集落がものすごくあります。米の価格低迷も離村の要因にもなっております。話は少し違いますが我が家の米つくりも赤字です。口の悪い人は赤字でも米つくりを出来る余裕のある年金生活者はいいことだなどと冷やかします。
そんな中、ご近所さん3世帯でいが落としをやりました。いがとはもちろん籾のイガでかゆくなったものを落とします。秋じまいのイベントです。今年は我が家は知らないうちにJAが刈り取りをしてくれたのでイガはついていません。17時からの開始で今やっと解放されました。延々6時間まだ続いています・・・
昨日郵政研修所の廃止について書きましたが、かんぽの宿日南が廃止になりカープ選手のキャンプの際の宿が十分確保できなくなり。来年からは2軍と別キャンプになるようです。