落花
2020-05-01 | 日記
モクレンははらりはらりと時を惜しむように散ります。
田舎は今待っている間もなくモクレンが散っているに違いありません。
淫らに開ききった後・・自分のすべてを惜しげもなく見せて・・
初夏になりかけの太陽の光を目いっぱい吸収します。
花筏にはなれないけれど・・
散り落ちた様も朽ちた色も靴ベラのような形になって
あちらこちらの木々にひっかかって、なるようにしかならないと
暗示しているようでもあります。
じっといつまでも見ていて時の経つのを忘れます。
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