今年二度目の土門拳記念館。
9月5日、ここで第27回酒田市土門拳文化賞授賞式が行われた。
コロナ禍の影響で、参加人数も絞られて、奨励賞の2名も欠席と、
例年の華やかさ晴れやかさと比して、ずいぶん簡素な式となった。
文化賞の鈴木渉さんの「福島祭祀巡礼」は、予想していたよりはるかに
重く深く、美しい作品群だった。震災の爪痕の残る中で、
震災後全国の避難先から集まって,郷土の祭りや伝統芸能の保存と
復興祈願の活動を続ける人々や、祭りに高揚する顔々
この十年の苦節がしっかりと映像化された重厚な作品が30点、
もっとしっかり見ていたかったが、時間がなかった。
今回は作者のギャラリートークも割愛されたのは、残念だった。
11月に新宿12月に大阪ニコンプラザで文化賞作品展が開催されるので、
楽しみにしたい。
Y・m
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