


田毎の月、確か信州の姨捨の棚田あたりの
月が有名だったと思うが、水田の一枚一枚に
月が写っている・・
実際にそんな光景があるのだろうかと疑問に
思っていたが、先日農作業の合間に
代掻きの済んだ棚田を見ると、
それぞれの田んぼに太陽がまぶしく反射している。
ところがしばらくしてから見ると
3枚目の写真のように太陽の反映は手前の一枚の田んぼのみ。
どうやら太陽の位置と見る角度の関係のようだ。
月の光でも同様の情景すなわち「田毎の月」が映ることが
照明されたことになるが、田んぼがこの状態である期間は短いのだ。
田んぼの水面が澄んで、月が満月に近く、しかも晴れていなければ
ならない。更にこの位置から撮ろうとすると
時間的には夜明けに近いころになるだろう、
となると、なかなか難しい条件なのだ。
というわけで、今年も「田毎の月」は撮れそうもない。
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下記、見てみると、「田ごとの月」は不可能だと書いてあります。
http://asiaphotonet.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-759f.html
そして、『「田毎の月」の本質は、「同時にすべての田んぼに月が映る」という特殊現象(超常現象)ではなくて、「田んぼの水に月が映った光景を見て、美しいなぁと思う感性」にあるのだと思っています。』とも書いています。日本人ならではの感性でしょうか。
それにしても広重はシュールですね。こういう考証はむちゃくちゃでも大好きです。
話は違いますが、関の「モネの池」(名もない池)が外人に人気らしいです。どんな所なのかネットで見てみましたが、結構素敵なところですね。こんなところがあるなんて、知りませんでした。