連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
壊れかけた建物に
映る影さえ、どこか
荒れて・・孤独です。
暖かい光を求めて、つい
うろうろしてしまいます。
タラの木の棘と影が
美しく凛としていました。
かつては、お膳に盛られて
珍しがられたのでしょう・・
料理旅館の看板も
昔が恋しいでしょうね・
m
ここは大和町のインターチェンジの
近く。この辺りは
地形の関係か、雨の日は
こうなふうな霧が上がるのを
よく見かける。
今年は例年に比べて
雪の来るのが少し遅いが、
間もなくこの辺りの山まで
白くなる季節だ。
Y
人がいなくなってしまった・・
ここで、Yは職場の人たちと
研修会のようなものをして
一泊したのです・・
枯葉の散る庭らしきところは
自然のなせるままに荒れ果てて
かつての秘境のような
佇まいは崩れ落ちています。
懐かしい寂しさの中で
時の流れを感じました。
m
一年ぶりにU温泉に
立ち寄ってみた。
美濃市を外れて、長良川の対岸から
細い山道を辿っていくと、
小さな旅館が、今はたった二軒
営業しているようだ。
その奥にあった建物は全て
傾き、屋根はなく、床も抜け、
朽ち果てるにまかせられている。
営業していたころの食器類や
調理器具も散乱している。
〈無常〉を目の当たりにする
思いだった。
Y
岐阜大学農学部の跡地が
公園になってから
市民の憩いの場ができたのですが
キャンパスに前々からあった木々は
そのまま公園に引き継がれて
大きな空間をもらいました。
伸び伸びとして惜しみない
紅葉盛りでした。
先々週あたりのことです。
m
残り柿が一つあったけれど・・
なんだか怪しげな影が・・
みまわしても、何がどうなって
ここに影を落としているのか
わからないまま・・
小さい梟の後姿のようだと
青空をバックに
はしゃいで撮影しました。
m
車を走らせていると、
地面に置かれているカーブミラーが
目に入った。
近寄ってみると、もう一つ
小さいカーブミラーも
取り付けられていた。
そちらの方が〈現役〉のようだ。
とすると、この地上に置かれ
所々が剥げて、ミラーも
くすんでしまっている
このリタイアミラーは
何でここにあるのだろう?
Y
先日アップした田舎のお寺。
一週間後に通りかかると
お御堂の屋根に降り積もった
公孫樹の落ち葉がきれいだったので
また撮ってみた。
毎年、この公孫樹はこんなふうに
見事に晩秋の景色を作っているのに
毎年家からこの公孫樹を見ながら
この落葉の様には全く気がつかなかった。
まだ見ていないものが、
随分あるのだ・・・・
Y
この花の形はみるほどに
よくできていると感じます。
アジアの寺院の反り上がった
屋根のようでもありますし・・
フラメンコのドレスを
持ち上げて踊っているようにも・・
2枚目は、窄んだのではなく
これから咲くところ
なんですよね。
この花の先端部分の
触覚のようなものの動きが
また、私を違った想像に誘って
くれるのです・・・
m
先日田舎に行く途中、
例によって回り道をして
八幡の奥から大和町に抜ける
山道で、数年前に撮った案山子と
であった。
彼女は以前と同じように仁王立ちになって
彼方を眺めている。
衣服もそれほど傷んでない。
傾斜地に植えられた南天の実の
赤さが目立っていた。
Y