「ユリアンナ・アヴデーエワ」と「マルタ・アルゲリッジ」

昨日のブログに「今年のテーマはうさぎとかめ」
なんて訳の判らないことを書いた私ですが
今日はもう少しまじめに書きたいと思います。


今年はこれです！！

「勉強しなおします。一から」
教材・指導法・・・全てです。


本当に、そうしたい、それをしたいです
自分の空いてる時間、全て「そのこと」に注ぎたい、と思ってます。

でも・・・そうしたい、とは思っても、それはとても不可能な事ですよね

主婦です。母です。娘です。ピアノの先生以外に別の私がいます。

そうなんです。
それぞれの「私」はそれぞれに「やること」が沢山あります。
困ったものですが、これがごく普通の事です。

どのように時間配分をしたらいいでしょうか？
難しい問題です


こうゆう悩みを持っているのは、勿論私だけではないと思います。

昨年のショパンコンクールで優勝したユリアンナ・アウデーエワも「そう」だったんです。



彼女が１２月に日本に来日した際の記者会見の時の事。
そこには、４５年前同コンクールで優勝したマルタ・アルゲリッジも同席してました。

その記者会見の場でユリアンナは
この「偉大なる大先輩」にこのような質問をしました



「どうすれば音楽の道を追求しながら
他の事とも調和をとっていけるでしょうか？」


ピアノの演奏家として頂点を極めた彼女です。
でも、素顔は普通の２５歳の女性と同じだと思えます。

恋もしたいでしょう、他にもやりたいことは沢山あるでしょう。

この質問、「大変よくわかる」と思いました。


それに対し、この名ピアニストこのように答えました。




「それは人生かけての課題よ。

バランスのとり方を私も未だ手探り中

それが人生よ」と・・・



そうなんです。私も常日頃思ってる「バランス」
まさにこれなんです。


やりたい事、やらねばならぬ事。
それを自分自身の中でどのように消化し、どんな風に均整を保っていくか？
私自身にずっとかかげてるテーマであり目標です。

どんなにピアノを教えるのが好きだからといって
そればかりしてたら、やはり方輪ですよね。

人生にはもっと見るべきもの、触れるべきもの、感じるべきものが沢山沢山あります。


今年も、その「バランス」に関して追求する一年になりそうです。


ユリアンナのコメントも追記させて頂きます。


ショパン・コンクールに優勝して、様々な国で演奏する機会を得ました。
新しい指揮者やオーケストラと共演し
偉大な音楽家と会えるのは素晴らしい事です。
でも、自分の内面は変えたくないと思っています。

コンクールには優勝したけれども、自分自身を曲げることなく
ただ人間として成長していきたいと思っています。




これからの活躍を楽しみにしています。


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