
金沢の観光スポット体験レポート その52(No.146)
◇成巽閣体験レポート(No.1)
成巽閣(せいそんかく)は、文久3年(1863年)に加
賀藩13代藩主前田斉泰が母・真龍院(12代斉広夫人)
の隠居所として建てた建物。兼六園に隣接する。
建築当時は、巽御殿(たつみごてん)と呼ばれたが、
後に成巽閣と改められた。一階は書院造で二階は数奇
屋造になっており、江戸時代末期の大名屋敷の代表的
建築として、国の重要文化財に指定されている。また
付随する庭園「飛鶴庭」も、国の名勝に指定されてい
る。内部は歴史博物館として、書画、人形等の展示が
季節ごとに行われる。
■写真は成巽閣門

■写真は玄関

○謁見の間
加賀百万石前田家を象徴する謁見の間は公式の御対面
所として使用されました。 花鳥の欄間を境とし上段、
下段18畳からなり、格式ある格天井、折上格天井が用
いられています。材には色漆、壁は金砂子の貼壁、障
子の腰板には花鳥の絵が施されるという華麗で瀟洒な
造りを特色としています。遺された数少ない大名の書
院建築の中において、さらに類例の無い奥方の御殿です。
■写真は謁見の間(絵葉書より)

欄間には碑の木1枚板を両面透彫とし、梅の古木と椿
に極楽鳥が五彩の岩絵具で描かれている。
前田家御細工所の名工、武田友月の作であることが伝
えられている。
■写真は謁見の間の欄間(絵葉書より)
*内部写真撮影をお願いしたが、不可能という事で、絵葉
書を購入して内部写真を掲載した。
成巽閣ホームページ
http://www.seisonkaku.com/