金沢の観光スポット体験レポート その53(No.147)
◇成巽閣体験レポート(No.2)
○松の間
階下の障子の腰板には様々な絵が描かれ、それが室の
名前になっています。 松の絵が描かれているこの室は
松の間と呼ばれ、御休息の間でした。 小間ですが天井
や障子の意匠は斬新で竹を用いた障子の桟やオランダ
渡りのギヤマンには小鳥の絵が焼き付けられ、優美な
仕上げがされています
■写真は障子の桟の小鳥のガラス絵(絵葉書より)
○蝶の間
障子の腰板に蝶の絵が描かれているこの部屋は御居間と
して使用されました。書院と違棚に地袋と小襖を多用し
た実用的な意匠となっている。
■写真は蝶の間(絵葉書より)
■写真は亀の間の障子腰板に描かれた亀(絵葉書より)
○書見の間
格式のある階下の書院に対して、階上は意匠を凝らした
数奇屋風書院の造りです。 書見の間は紫の壁・白群青
の天井・鉄砂の床壁・火頭窓・床柱・ギヤマンと小さな
空間を意匠が縦横に飛び交っています。群青の間と続く
二室は階上における最も重要な空間でした。
■写真は書見の間(絵葉書より)
*内部写真撮影をお願いしたが、不可能という事で、絵葉
書を購入して内部写真を掲載した。
成巽閣ホームページ
http://www.seisonkaku.com/