植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

心の道(卯辰山山麓寺院群)めぐり1 静明寺②

2013-08-16 04:37:18 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その188(No.327)

◇心の道(卯辰山山麓寺院群)めぐり1 静明寺②

○静明寺(じょうみょうじ)

静明寺は法華宗のお寺です。静明寺は徳田秋声の生家の菩
提寺で、徳田秋声の骨が分骨されているそうです。その縁
で静明寺には井上靖の筆による徳田秋声碑が境内に建てら
れています。静明寺にはケヤキ、エノキ、タブノキ、ツツ
ジ、ツバキなど多くの樹木が生えており金沢市の保存樹林
として指定されています。

住所:金沢市材木町28-18

静明寺は山号を守長山(しゅちょうざん)と称し、貞享2
年(1683)の由来書によれば、「越中高岡前田利長息女お
満の菩提所なるにより、慶長17年(1612)金沢の八坂松
山寺と鶴林寺の間に拝領し当寺を建立したもので・・・」
とある。
正徳5年(1715)がけ崩れのあい倒壊、現在地に3千坪を
賜り、享保6年(1721)に再建。日修上人を中興の開山と
する。

□虎図 岸駒(がんこま)筆
岸駒は、岸派の祖。寛延2年(1749)生まれ。出生につい
ては金沢説と富山説があるが、近年では富山説が有力。
子どもの時に辰屋興左衛門という紺屋に丁稚奉公に入り染
物紋上絵などを手伝う傍ら、絵を学習。32歳で上洛。
文化6年(1809)60歳の時に金沢城二の丸御殿障璧画制
作のため一門を従え金沢に下り、虎之間等に絵を描く。
天保9年(1838)90歳で没する。

■写真は虎図



□龍図、裏書 岸岱(がんたい)筆
岸岱は岸駒の長男。文化6年(1809)岸駒と一緒に金沢城
二の丸御殿障璧画制作のため金沢に下る。元治2年(1865)
81歳で没する。

■写真は龍図



■写真は龍図裏書



□楠公父子図 狩野墨川筆

■写真は楠公父子図



□日蓮上人画像 慶長6年(1601)

■写真は日蓮上人画像



□豊嶋流筒的中的奉納額 天保13年(1842)

境内で火縄銃の訓練時に使った的で的中銃弾の跡がある。

■写真は豊嶋流筒的中的奉納額

静明寺紹介ページ
http://kimassi.net/kankoutiiki/kankou5/joumyouji.html