植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

SPレコードで聞く謡の観賞会 金沢能楽美術館

2014-03-14 04:28:23 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その239(No.406)

◇SPレコードで聞く謡の観賞会 金沢能楽美術館

3月9日(日)能楽の「明治の三名人」とうたわれた
宝生流十六世宗家・宝生九郎知栄(ともはる1837~1917)
をSPレコードで聴く会が金沢能楽美術館で開かれた。
金沢蓄音器館と能楽美術館のコラボイベントで、電気
を使わない蓄音機で明治の謡がよみがえった。

■写真は金沢能楽美術館玄関



宝生九郎知栄は初世梅若実(観世流)桜間伴馬(ばんま
金春流)とともに「明治の三名人」と称され、「家格・
芸位において九郎が第一人者と目された」美声で知られ
他流のシテ方やはやし方も育てた。

プロの笛方でもある美術館の吉野晴夫館長が、蓄音器館
に能楽関係のSPレコードがあることを知り昨年8月、
金沢能楽会の幹部らと試聴。行事として企画した。

■写真は挨拶する金沢能楽美術館吉野館長





2月16日には文豪・泉鏡花のいとこに当たる宝生流シ
テ方・松本長(ながし)を聴く会を開催。
今回2回目として九郎知栄を取り上げ、知栄の弟子・野
口兼資(かねすけ)のものを含め「三井寺」「松風」
「隅田川」「羽衣」「船弁慶」「鶴亀」「高砂」など
10曲を聴いた。

■写真は演奏の蓄音機



電気を使わない蓄音機があの広い会場で迫力ある音で聴
き、明治後期から戦後までのSP盤の音の変遷も聴くこ
とができました。

金沢能楽美術館ホームペジ
http://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp/

金沢蓄音機館ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/index.html

■写真は金沢蓄音機館の八日市屋館長



■写真は1曲目の三井寺SP版