金沢の観光スポット体験レポート その264(No.435)
◇金沢の芭蕉ゆかりの地を訪ねる その2(完)
芭蕉は元禄2(1689)年の7月15日(新暦8月29日)に金
沢に入り24日まで滞在したと伝えられ、道中の日程を見
てみると10日以上も滞在したのは金沢と大垣だけとな
っている。
昨年11の芭蕉句碑を巡ったが、今回は金沢市内の芭蕉
ゆかりの地を訪ねる。
○立花北枝宅跡(たちばなほくし:金沢市尾張町)
■写真は立花北枝宅跡
■写真は隣の久保一乙剣宮
○宮竹屋左衛門(竹雀跡、金沢市片町)
「芭蕉の辻」と刻まれた標注がある。片町スクランブル
交差点そばの植え込みの中にあり目立たないので、ほと
んどの人はそれに気が付かずに通り過ぎていると思う。
■写真は片町宮竹屋左衛門(竹雀跡)
■写真は片町芭蕉の辻石標
○願念寺(金沢市野町)
真宗大谷派のお寺で、芭蕉の弟子小杉一笑の菩提寺で小
杉一笑の辞世句 が刻まれた一笑塚や芭蕉の句碑がある。
小杉一笑は金沢における蕉風の先駆をなした俳人。元禄
2年(1689)7月金沢入りした松尾芭蕉は一笑が前年の
霜月6日死去したことを知り慟哭(どうこく)。22日
ここ願念寺で催された追悼会で、芭蕉は「塚も動け我が
泣声は秋の風」とその悲しみを詠んだ。
■写真は願念寺山門
■写真は願念寺本堂
■写真は願念寺一笑塚