いしかわの観光スポットレポート(No.1908)
◇国史跡 「鳥越城跡 附(つけたり)二曲城跡」②
〇鳥越城(とりごえじょう)
鳥越城(とりごえじょう)は、石川県白山市三坂町(旧鳥越村)にある中世の日本の城(山城)跡。大日川を挟んだ対岸に位置する二曲城とともに国の史跡に指定されている。
〇二曲城(ふとげじょう)
二曲城は石川県白山市出合町にある中世の日本の城(山城)跡。川の対岸にある鳥越城の附(つけたり)として国の史跡に指定されている。府峠城とも言う。
この地は白山麓門徒の指導者であった鈴木氏の本拠で、城は鈴木氏の館の背後にある詰城であった。城は大日川の河畔にある標高267メートルの独立峰城に築かれており、山頂が削平されていて郭となり、尾根上にも郭と堀がある。
1580年(天正8年)に織田軍の攻撃により落城するが、さらに一向一揆の抵抗は続き1582年(天正10年)に一揆衆が城を奪還した。しかし数か月後には再度落城し、一揆衆300人余りが処刑され一揆衆の抵抗は終わった。
■写真は二曲城登山口と城郭地図
■写真は石堀
■写真は本丸跡
■写真は登山道
撮影日:2020.9.23
(つづく)