金沢・いしかわイベントレポート(No.968)
◇第5回金沢の景観を考える市民会議が開催!!
2月25日(土)金沢歌劇座2階大集会室で「第5回金沢の景観を考える市民会議」~川筋景観の魅力を考えよう~が開催された。
第1部は金沢市景観サポーター・景観みまもり隊による「金沢市景観サポーター活動報告」が行われ、金沢市内街中の石段や石垣、高度成長期の建物、街の中の自然、現代建築物と街並み、樹木のある街並み、金沢らしい景観を支える看板の項目で調査が行われ、6名による発表があった。
■写真は景観サポーター、景観みまもりたい発表者
第2部は「橋梁証明による風情のある川筋景観形成」と題した、近田玲子照明デザイナーの講演会。近田氏は近田玲子デザイン事務所代表で住宅から都市に至る幅広い分野で、多くの建築照明、環境照明をてがける。都市環境照明では金沢城公園や2000年の九州・沖縄サミット首里城の景観照明等。建築照明では東京芸術劇場改修、九州国立博物館等を担当した。
また、最近では金沢市の浅野川の天神橋、梅の橋、浅野川大橋、中野橋の4橋の景観照明に取り組んでいる。近田氏は三島由紀夫や徳田秋声、泉鏡花の小説に出てくる情景や歴史的な経緯を語り、イメージパスの基づく実験、測定データなど紹介して今年度中には天神橋と浅野川の完成を予定している。完成したらレポートします。
■写真は近田氏の講演
第3部はパネルディスカッション「川筋景観の魅力を考える」をコーディネータに川崎寧史金沢工業大学教授、パネリストに近田玲子氏、小林吏彦金沢大学講師、小間井隆幸金沢片町まちづくり会議前会長、川端すぎな金沢景観みまもりたい4氏による各分野からのディスカッションが行われた。
■写真はパネルディスカッション
(完)