
小松市の観光スポットレポート(No.953)
◇前田利常公の足跡を訪ねて ⑤越前屋歓生宅付近の芭蕉句碑、来生寺、正覚寺
6)越前屋歓生宅(大川町)付近の芭蕉句碑
葭島(かけしま)神社の前通りの角家に住んでいたのが、小松の有力
の俳人で連歌師能順の高弟としても知られていたのが越前屋歓生(か
んせい)。
歓生は、堤氏通称七郎衛門で京都の公家の出だともいわれる。歓生は
前日行われた俳諧興行にも出席しており、この夜は越前屋歓生宅で句
会が行われた。

「ぬれて行(いく)や 人もおかしき あめの萩」芭蕉
現在の句碑は越前屋歓生宅があったと思われる場所の斜め向側の小松
大橋傍に設置されている。

■写真は梯川堤防にある芭蕉碑

7)来生寺 鰻橋御門
明治5年(1872)小松城取り壊しの際に、二ノ丸・鰻橋御門を来生寺
の寺門として移築。屋根は瓦葺で入母屋造り。間口7間、奥行き2間
半の長屋門で、左右の内側には格子がはめられている。小松市指定文
化財。
□来生寺紹介ページ
http://www.komatsuguide.jp/index.php/spot/detail/21/1/2/


■写真は来生寺
番外)立花北枝生誕地
立花北枝(通称:研屋源四郎)は小松の研屋小路(現大川町)の出身
で、金沢に移住して兄研屋彦三郎(牧童)と主に刀研ぎ業を営み、俳
諧を学んで蕉門十哲の一人となる。
この地を探したが、何の表示もなく分かりませんでした。

8)正覚寺(しょうがくじ)山門
浄土真宗本願寺派の寺院で、旧小松城の北門として使われていたとい
われいる。能美郡役場に設置されていたものを移築した。
住所:小松市松任町105-2

■写真は正覚寺
(つづく)