かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

辰野金吾~盛岡と丸の内の共通点

2012年01月05日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
 昨年末に出張した時は地下鉄に乗り替えてしまったので気付かなかったのですが、乗ってきた“はやぶさ”を撮影した後、ふと西の方を見たらドーム部分が見え、「あぁ、だいぶ完成してきたんだ」と思いました。

 何の事かというと東京駅丸の内駅舎の復原工事です。


外観的にはドーム部分を昔の姿に戻しているようです。右は行幸通りから見た様子。

 大晦日にはゆっくり見られなかったのですが、3日の帰りの新幹線まで1時間ほど時間があったので、見学してきました。

 とはいっても、見学スペースがあるわけでもなく、丸ビルの方から眺めたりしただけですが。

 ところで丸の内駅舎は辰野金吾(たつのきんご)という明治を代表する建築家が盛岡出身の葛西萬司(かさいまんじ)と一緒に設計したもの。

 ここまで読んでピンときたあなたは盛岡っ子ですね。

 そうです、この二人は盛岡の中津川に架かる中の橋たもとにある岩手銀行旧本店も設計しています。

 
岩手銀行旧本店。今は中の橋支店として現役です。


ここはチャグチャグ馬コの人気撮影スポットのひとつです。

 辰野と葛西は辰野葛西建築事務所を解説し、日本各地の建物を設計しています。

 その特徴は赤レンガの壁面に白っぽい石を帯状にめぐらせるもの。

 岩手銀行旧本店もそのひとつで、東京駅丸の内駅舎(1914年)より早い1911年の落成。

 盛岡と丸の内。意外なところで接点があることに気付いた年末年始の帰省でした。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みたびのプレゼント | トップ | 来年こそ朝に食べるぞ! »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 実家の大分銀行赤レンガ館(昔は本店でした)も辰野氏の設計ですね。 (おたま)
2012-01-06 13:48:36
 どこでも、同じような建物が、あるものですね・・・というか。辰野さん、がんばったんですね♪
返信する
ちょっと訂正です。 (おたま)
2012-01-06 14:11:54
 調べましたら、大分銀行本店としてではなくて、二十三銀行本店として、建てられたのですね。

 大阪市中央公会堂は、2年前入ってみました。とても素敵な建物でした。

 ガラスもとても凝っていたのを覚えています。

 で、古い建物は・・・階段の作りが・・なんだか好きですw

返信する
おたまさん、こんばんは。 (kaneurikichiji)
2012-01-06 20:03:46
記事を書く前にwikiで調べましたら、ホントいろんな所に建物が残されてました。
赤レンガで白い帯状の石というスタイルはだいぶ真似されているようです。
古い建物は天井が高くゆったりしているからいいですよねぇ。
そんな家に住んでみたいです。
返信する

コメントを投稿

旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)」カテゴリの最新記事