藤前干潟
今日の満潮時間 9時11分 潮位194cm
今日の干潮時間15時53分 潮位 77cm
今日は曇ったり、晴れ間がのぞいたりとくるくる空模様が変わるお天気でした。
野鳥は少ない時期ですが、庄内川河口の干潟が現れてくると、今日もカワウやコサギ、ダイサギ、カルガモなどが干潟に集まってきました。
この後、川に降り立ち群れで魚を追っていたカワウ↓。
干潟へ向かうコサギ↓。
干潟の上で餌を食べるカルガモ↓。近くにはマガモも観察できました。
今日も護岸のすぐ近くにやってきたダイサギ↓。この個体は目先にまだ少しだけ青色が残っていました。
野鳥観察館からは、この他にミサゴ、ササゴイ、ホウロクシギ(1羽)などを観察できました。
今日の野鳥観察館前の水たまりには、数羽の子スズメが何度も訪れていました。
水たまりを見てはウロウロして、水に入ろうかどうか迷っているようでした。
こちらは水浴び直後のシジュウカラ↓。
念入りに羽繕いをしていました。
以下は、土曜日(6月2日)のご報告です。
土曜日の午前中は、野鳥観察館で渡り鳥調査隊を行いました。
観察できた鳥の数・種類はやはり少なかったですが、くちばしの長~いホウロクシギを見て喜んでいる方もみえました。
次回の渡り鳥調査隊は7月28日(土)に開催します(詳細はこちら(PDF)をご覧ください)。
この頃には、早くも秋の渡りで訪れるシギ・チドリが飛来しはじめているはずですが、数が少ないので、シギ・チドリをじっくり観察、というわけにはまだいかないかもしれません。
【7月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】
日時:7月28日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
また、土曜日の午後には、「漁師さんに挑戦」というイベントが対岸の藤前活動センターで開催されていました(藤前干潟を守る会主催、なごや環境大学共育講座)。
このイベントは毎年大人気で、今年も多くの家族連れが参加していました。
イベントでは、まず最初に、藤前活動センターで下之一色(藤前干潟の少し上流にあった漁師町)で漁師をしていた犬飼一夫さんから、漁が行われていた頃の藤前干潟周辺のお話を聴きました。
このお話の中では、その頃の藤前干潟周辺ではカキや海苔の養殖が行われていたことや、ハマグリなどの貝やカレイなどの魚がたくさん捕れたことなどを知ることができました。
続いて、お待ちかねの干潟へ。青空が広がるとっても気持ち良いお天気の中、ワクワク、ドキドキしながら干潟へ入っていく子供たちの歓声が響いていました。
干潟では、漁師さんになったつもりで、網の中に魚を追い込んだり、投網体験をしたり、泥の中の生きものを探したりしました。
今回の「漁師さんに挑戦」では、シジミ、アサリ、ソトオリガイ、ハゼの仲間、ボラの稚魚、テナガエビ、タカノケフサイソガニ、ヤドカリ、アナジャコなどがみつかりました。特にハゼやボラの稚魚をたくさんみつけることができました。子供たちも大人もこんなにたくさんの生きものが干潟にいることを知って驚くと同時に、とっても楽しんでいる様子でした。(※生きものは、観察会後に干潟へ返しています。)
藤前干潟の観察会は秋頃まで様々な団体が実施します。
干潟に入ると、干潟の良さ、魅力をより一層感じられると思います。
ぜひ、一度は干潟観察会にもご参加ください!→イベント情報はこちら(環境省HP)などをご覧ください。
【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】
☆6月1日(金)~7月1日(日)環境省レンジャー写真展2018「中部の自然」@碧南海浜水族館(主催:中部地方環境事務所)
国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した写真が展示されます。
6月24日(日)には、「藤前干潟の生きものちぎり絵」ワークショップも開催。→詳細はこちら(PDF)
☆【申込受付継続中】6月9日(土)22世紀奈佐の浜プロジェクト「吉崎海岸エクスカーション」@三重県四日市市(主催:22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)
☆7月8日(日)藤前干潟のベンケイガニに触れてみよう@南陽交流プラザ(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(南陽交流プラザのHP)
☆7月22日(日)「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」@名古屋市博物館(藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
名古屋市博物館では、7月14日(土)~9月17日(月)に特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」 が開催されます。
この特別展では、盛りだくさんの展示品で尾張(名古屋周辺)・知多地方の海の文化などを知ることができるそうです。
特別展期間中の7月22日には藤前干潟のワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」が行われます。ぜひ、足をお運びください。
→詳細はこちら(名古屋市博物館HP)
☆7月28日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~7月~@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)
☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
野鳥観察館でも募金の受付をしています。
6月2日(土)に渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ387、ササゴイ1、ダイサギ37、コサギ4、アオサギ20、マガモ12、カルガモ17、ホシハジロ1、スズガモ4、ミサゴ1、ホウロクシギ1、ズグロカモメ2、コアジサシ
明日の満潮時間10時14分 潮位182cm
明日の干潮時間16時50分 潮位 89cm