観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

チュウシャクシギの群れ

2018-06-10 16:31:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時21分 潮位 71cm

今日の満潮時間15時34分 潮位212cm

早朝、いつ雨が降り出してもおかしくない暗く曇った稲永公園でしたが、茂ったカシやクスノキの木の中でサンコウチョウを見つけました。

まだ背中が茶褐色で若いメス?の個体でした。毎年サンコウチョウの成鳥の個体はGW頃に稲永公園で観察できますが、今ぐらいの季節に例年観察できるのは繁殖に参加しない?若い個体ばかりです。

 

今日は、尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の月例藤前干潟周辺鳥類調査がありました。

昨日も観察できていましたが、今日も越夏個体のチュウシャクシギの群れ(11羽)をカウント出来ました。

他のシギ・チドリも少数ながら、ケリ・コチドリ・シロチドリ・アオアシシギ・イソシギ・ホウロクシギが確認出来、藤前干潟には珍しくゴイサギやヨシゴイも確認されました。

ただコアジサシの姿は、どのカウント地域でも確認できず、以前は当たり前に観察できた夏鳥であるコアジサシを見ることが難しくなりました。

今日の藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥 
カワウ230、ゴイサギ1、ササゴイ2、ヨシゴイ1、ダイサギ58、コサギ6、アオサギ45、マガモ49、カルガモ79、ホシハジロ2、キンクロハジロ6、スズガモ3、ミサゴ2、トビ1、ハヤブサ1、コチドリ2、シロチドリ1、ケリ6、アオアシシギ1、イソシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ11他、合計31種666羽

調査区域外、稲永公園内でシジュウカラ6、コゲラ1、サンコウチョウ1

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆6月1日(金)~7月1日(日)環境省レンジャー写真展2018「中部の自然」@碧南海浜水族館(主催:中部地方環境事務所)
国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した写真が展示されています。
6月24日(日)には、「藤前干潟の生きものちぎり絵」ワークショップも開催。→詳細はこちら(PDF)

☆7月8日(日)藤前干潟のベンケイガニに触れてみよう@南陽交流プラザ(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(南陽交流プラザのHP)

☆7月22日(日)「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」@名古屋市博物館(藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
名古屋市博物館では、7月14日(土)~9月17日(月)に特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」 が開催されます。
この特別展では、盛りだくさんの展示品で尾張(名古屋周辺)・知多地方の海の文化などを知ることができるそうです。
特別展期間中の7月22日には藤前干潟のワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」が行われます。ぜひ、足をお運びください。
→特別展「海たび」の詳細はこちら(名古屋市博物館HP)

☆7月28日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~7月~@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
 野鳥観察館でも募金の受付をしています。 

 

※明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

11日、月曜日の干潮時間10時06分 潮位 50cm

11日、月曜日の満潮時間16時28分 潮位231cm

12日、火曜日の干潮時間10時50分 潮位 30cm

12日、火曜日の満潮時間17時18分 潮位247cm

コメント
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