観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

梅雨に入ったので

2018-06-06 20:52:45 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時14分 潮位182cm
今日の干潮時間16時50分 潮位 89cm

 

今日は一日中、雨でした。東海地方も梅雨入りしたようだと発表がありましたね。

これからしばらくぐずついたお天気が続くようです。

雨が降っていると、なかなか野鳥観察などにも出かけられず、少々憂鬱です・・・。

 

今日は雨だったので野鳥の写真は撮れずじまい・・・。藤前干潟の野鳥の様子を紹介する代わりに、2つのご紹介をしたいと思います。

1つ目は、写真展のご紹介です。先週末に碧南海浜水族館で開催されている環境省レンジャー写真展2018「中部の自然」を見に行ってきました。

展示されている場所は碧南海浜水族館の1階のロビーで、無料で見られる場所です(水族館は有料です)。

この写真展では、中部地方にある国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員である「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した自然の風景、生きものの写真、合計36枚が展示されています。

藤前干潟の野鳥やカニなどの生きものの写真だけでなく、伊勢・志摩や白山の美しい風景・生きものが一度に見られます。ぜひ碧南水族館とともに足をお運びください。

【環境省レンジャー写真展2018「中部の自然」in碧南】→詳細はこちら(PDF)、もしくはこちら(環境省AR日記)
 日  時:6月1日(金)~7月1日(日)9:00~17:00
 場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館
 入場料:無料(水族館は有料)
 休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)
 主 催:環境省中部地方環境事務所

また、展示期間中の6月24日(日)には、レンジャーやアクティブ・レンジャーが会場でワークショップを行うそうですので、こちらにもぜひご参加ください。

【藤前干潟の生き物のちぎり絵ワークショップ】
日  時:6月24日(日)1回目:11:00~12:00、2回目:13:30~14:30
場  所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館
対 象:一般(幼児~大人)
参加費:無料
問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)

このワークショップでつくるちぎり絵の見本だそうです↓。ヤマトオサガニやチュウシャクシギ、トビハゼといった干潟ならでは生きもののちぎり絵を作ることができるようですよ。

 

続いて、2つ目のご紹介は「愛知県の鳥類生息調査」についてです。

新聞などでも紹介されていたのでご存知の方もいると思いますが、先日、「愛知県鳥類生息調査(1967-2016)-50年の記録-」が発刊されました。

この記録には今まで行われてきた50年分の愛知県内の複数の場所の鳥類調査結果が抜粋されて、まとめられており、ここ、藤前干潟(庄内川河口)の鳥類調査の記録も含まれています。

庄内川河口の調査結果においては、特徴的に飛来数が変化している鳥類としてミサゴ、マガモ、ハマシギが抜粋されており、今までの飛来数が色の濃淡であらわされた図表(ヒートマップ)で示され、調査期間中の増減の傾向をわかりやすく見ることができます。

残念ながら、冊子での配布は終了してしまったようですが、WEB上でデータを見ることができるそうです。→「愛知県鳥類生息調査(1967-2016)-50年の記録-」について(愛知県HP)の下にあるリンクから「鳥類調査トップ」ページへ。

一度ご覧いただくと、鳥類調査の意義などを考える機会となるのではないかと思います。

なお、名古屋市でも5年に1回、名古屋市内51か所で鳥類調査を行っています。

この最新の報告書「名古屋の野鳥(2014年度野鳥生息状況調査報告)」もWEB上で見ることができます。→名古屋の野鳥2014(名古屋市HP)

これは、名古屋市内の探鳥地ガイドとしても役立つものとなっています。→詳しくはこちら(2016年4月3日の日記)

 

以上、今日の2つのご紹介でした。

雨で屋外に野鳥をなかなか見にいけないこの梅雨の時期なので、屋内の写真展や鳥類調査データを見て、楽しんだり、学んだりしてみるのはいかがでしょうか。

 

明日の干潮時間 6時16分 潮位126cm、18時02分 潮位 98cm
明日の満潮時間11時40分 潮位176cm

コメント
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