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ブルース・スプリングスティーン「レッキング・ボール」感想その9ROCKY GROUND

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「レッキング・ボール」の感想9回目
「ROCKY GROUND」
この曲はシルベスタ・スタローンの単純なボクシング映画とは何も関係無く、
Rock、岩のごろごろした険しい道を僕達は旅しているという曲です。

この曲、どうにも希望が無い。つらいだけだと感じる。
岩だらけのきつい路を歩き続けなければならない。
でも僕らは約束の地へ向かっている。
いつかはたどり着けるのだと信じて。

自分のやれることを全力を尽くしてやっていく。
そうすれば後は神が何とかしてくれると信じて働く。

本当につらい。
眠れずに夜を過ごして朝になり目を開けると
周りには誰も居ないのに気がつく。
本当につらい。
でも僕はプロミスドランドを信じている。

この曲はキリスト教的なところもあり、僕には完全には理解出来ないのだと思う。
(そういう僕も親孝行の為だけに、よくわからないが洗礼を受けてはいる。でも今では母親に催促されて3カ月に1回位教会に行っているだけだが)

でもこの「ROCKY GROUND」も僕が一番好きなブルース・スプリングスティーンの曲
「THE PROMISED LAND」のように、
いつか約束の地にたどり着くのだと信じて自分に呪文をかけて全力を尽くす。
そうすればいつかは夢がかなうと。
でもこの曲は本当にきつい。つらい曲だ。

ただひとつだけ僕が思うのは、
つらいのならつらいと言っていいのだ。ということ。
つらい、つらい、でもここを乗り越えれば新しい日が昇ってくるのだと。
ここが今が山場なのだと。
そう呪文を自分にかけて僕も本当にきついと僕が思った時を乗り越えてこられた。
ブルース・スプリングスティーンを聴きながら。
I believe the promised land!
と歌いながら。

この曲は無機質的な曲調でありながら曲の中からもがいている、叫び声があふれ出てきている。

いつかは楽になるんだ。
希望のかなう所へ行けるんだ。
僕はブルース・スプリングスティーンの曲を聴いていると、
そう信じられるから今まで聴いてきたのだと思う。
このROCKY GROUNDと次の曲LAND OF HOPE AND DREAMSは今まで僕が好きで聴いてきたブルース・スプリングスティーンの真髄があると思う。
すごいアルバムだ。
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