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経験に勝るものは無し

勉強会の様なものに行った。
そこで福島、飯館に住んでいる人の話を伺った。
原発事故で大変なことになっている場所だが、
そこに移り住んで来た人の話、そこで原発事故に遭ってからの話を聞いた。

僕はその女性の話を聞いて原発問題の話が主題だったが、
その話をする女性のたくましさに強い興味が行った。
バブルの時代には人並みの生活、普通の生活をしようとして追われていて、
それに限界を感じて挫折。
その後、飯館の自然に入り込み何かを見つけられた。

原発の問題を話される姿に僕はものすごいたくましさ、生命力を見た。
そこには底まで落ちた後の開き直り、
そして伴侶と出会い、死に別れた後の苦しみの後に自然の中で見つけた何かを持っていた。

冷血人間だと自分を感じてきたから人を求めてきた。
そういう自分が人を求めた。
一人でいて、それでかつ相談出来るつながりも持ってこれたから今の自分がある。
孤独とつながりの両方が大切。
これはまさに僕の生きる道ではないかと思う。
ひとりで徹底的に考える。そしてそれを見守ってもらい必要な時には相談する。
これがこれからの僕の生き方だと思った。

原発は一度には無くならない。
でもベルリンの壁も
人人の思いで、願いで無くなったのだからと。
すごく力強く、そして繊細な想いを感じた。

体験を通して挫折し降りて行く生き方。
それが開き直りとなると
ものすごく強い。
簡単には折れないたくましさになる。
僕はそう感じた。

原発のことは僕はいろいろな事がからみあった複雑な問題だと思う。
でもベルリンの壁のように無くなることもあると話す彼女の姿に
ものすごい生きる強さを感じた。
やはり体験することが一番強いのだと強く感じた。
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