落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

突かれるNHK

2006年03月02日 | 日常・身辺
 「NHKで荒川選手金メダルのウィンニング・ランのシーンが放送されなかった」と、ネット上で物議を醸している。
 ウィニング・ランでは、観客席から日章旗が手渡され、それをもって滑ったそうだ。2月24日放送の時は、確かにそのシーンはなかったように思う。
 国旗、国歌嫌いのNHKの偏向報道と言われているようだ。NHKにはそのような言いがかりをつけられるような体質が存在するのはたしかではないか。
 朝日新聞との確執で話題となった「従軍慰安婦法廷劇」があったし、韓国国民が辛酸をなめていた李王朝時代の女官物語を延々と続けている。皇室典範改正に関するアンケートでも偏向を感じた。
 1日の盧武鉉大統領演説報道では相変わらずの歴史認識によるもので演説要旨までテロップで入っていたが、その後の安部官房長官の政府見解を述べるシーンはそれよりも短いと感じたのはひがみだろうか。

 以前は放送終了時に国歌をバックに日章旗がはためくシーンが放送されていたが、いまはどうなのだろう。24時間放送でもうないのかも知れない。

 おりから、日本の情報発信に力を入れよという小泉首相の指示が出ている。
首相の「チャンネル数縮小」指示、NHK会長が反論 2006年3月2日(木)読売
 NHKの国際放送への広告導入論議が高まっていることについて、橋本元一会長は2日の定例記者会見で「受信料で運営するのがベスト」と述べ、早急な導入論に慎重な姿勢を示した。
 また、小泉首相がNHKチャンネル数の縮小を竹中総務相に指示したことに対しては、「国際放送の財源が厳しいからといって、国内放送を切るというのはどうか。それぞれ役割が違う」と反論した。
 NHKは海外向けに「ワールドTV」を放送しており、180か国、7200万世帯で視聴可能だが、欧米などの都市部では大型アンテナが設置できず伸び悩んでいる。
 このため、現地のケーブルテレビなどにチャンネルを確保し、再送信してもらう方式が検討されている。この費用を巡っては、「そこまで受信料をつぎ込むのは国民の納得が得にくい。広告料にするか基金を設けるかNHKだけでは決められず、国民的合意が必要」と語った。

 視聴料については「法的処置も辞さず」といって、不払いが多少止まっているらしい。私などはNHKを見る機会が少なくなっている(NHKにかぎらず)基本部分は税金で、あとはペイ・パー・ビューでもいいかなぁと思い始めている。