落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

いただきます

2006年03月29日 | 世相
草莽崛起のブログから
 ある小学校で母親が申し入れをしました。「給食の時間にはうちの子には『いただきます』といわせないでほしい。給食費を払っているのだから、いわなくてもいいのではないか」(女性セブン)


びっくりするような手紙ですと、永六輔は、出演するTBSラジオ『永六輔その新世界』に届いた一通の先の手紙を読みました。その放送直後に十数通の手紙やはがきが寄せられ、その7割ほどは、「母親の申し出は絶対おかしい」「お金の問題ではない」と否定的でした。

しかし、一方で残りの3割は「ちゃんとお金を払っているのだから別に『いただきます』をいわなくてもいいと思う」「いわなくて当然だ」というものでした。

中には、「食堂で”いただきます””ごちそうさま”をいったら隣のおばさんに”お金を払っているのだから店がお客に感謝すべき”といわれた」などとの体験談も語られた。
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 「給食費を払っているのだから、いわなくてもいいのではないか」
 「『お金を払っているのだから店がお客に感謝すべき』といわれた」
 「言わせないで欲しい」とか「言う必要がない」という母親が3割いることに驚いたが、そのような番組に手紙を出すということは多少なりとも内心「これでいいのかしら」と思っているふうにもみえる。そうであれば、まだ救いがあるというべきか。

 当方は、小学校の給食の時間、みんなと声を合わせて「いただきます」といった確かな記憶がない。多分言っていたのだと思う。あまりに当然のことだから記憶にないのだと思う。