春らしい明るい陽光が降り注ぐ日々ですが、まだなお、冷気が抜けきらない肌寒さが残ります。
しかし新芽は日ごとに伸び、みずみずしい若葉も育ってきました。
裏のお宅のお庭では、薄赤紫の木蓮が、すでに満開です。
わが家の雪柳の可憐な小花も、風にそよぎ、目に清々しく映ります。
春の香のほのかに漂う穏やかな日々。
春の気配が増すごとに、東北の出来事は逆に、現実のこととして受け止められなくなりそうです。
実際にわが眼で、直視しない限り、信じられない。嘘であってほしい。
横浜は、こんなに穏やかで美しい景色なのに。
同じ国内でありながら、数百キロ先に、全く違う悲惨な光景が果てしなく続いていることが・・・・
でも本当に恐ろしい現実なんですね~
先日やはりネットのニュースで見たことですが、日本人は、あまりの不幸に遭遇し、すっかり自粛した生活に陥っていってしまった。
このままでは、日本の経済は確実に落ち込む、との外国の論評が載っていました。
私の周りでも、色々なイベントが中止、旅行の予定をキャンセルしたという話ばかり耳に入ってきます。
多大な犠牲者と甚大且つ壊滅的な被害を目の前にして、どなたも、この二~三週間は喪に服したい心境でいらっしたに違いありません。
人の道として、当然ではありました。
しかし新年度の四月に入りました。
私達は鬱鬱とした気持ちから抜け、元気を出さなくては。
そして明るい未来に向かって進まなくては。
そして日本の復興のために、自分に何ができるか、考えていかなくては。
どんなにささやかな事でも、みんなが一丸となれば、との思いでいます。
私は昨日は、半日かけ、三月の家計簿の収支の締めを済ませました。
自分の家計簿ですのに、記帳の間違いなどがあり、いつも必ず頭が大混乱します。
一つ一つ整理しながら、間違いを訂正し、記帳し直し、何とか帳尻を合わすのですが、家計簿を付けている時ほど、自分のの頭の悪さを
痛感することはありません。
今月も、節約の甲斐あって、予定の貯蓄の目標額は十分クリヤー出来ましたから、その分を、今回は福島へ義援金として送るつもりです。
福島県災害対策本部 ゆうちょ銀行 口座番号 00160-3-533
ささやかでも、月末ごとに振り込んでいきたいと今は考えています。
私は、今なお、避難用具を一式と洗面用具や衣類を詰めた旅行用のキャリーバッグ、そしてお位牌まで身近に置いて過ごしています。
震度5強の恐怖が、いまだに忘れられなくて。
でもそろそろ、心を落ち着け、日常の生活のリズムを、完全に取り戻そうと思います。
以前のように、お料理のアップもさせていただきたい、と。
キャプテンフーズに注文した鮮魚と肉類が、先日届きました。
ところが開けると、やたらとお肉、特にミンチが多くてびっくり。お魚が少ない。
おそらく地震の危機感から、ハンバーグとかミートローフ、カレーライスと言った冷凍できる料理ばかり心に浮かび、このような事になってしまった
ようです。
先日、長女の婿から、お招きの電話が。
「日曜日に、桜のお誕生日をやっとすることになりましたから」と。
私のお誕生日(4月3日)も一緒に祝って頂けるとのこと。
震災以来、初めて家族が全員集まります。
思い思いの気持ちを、存分に語る場となりそうです。、
長女の婿からは、今後の日本経済の行く方に付いて、科学者の次女の婿からは、原発の今後の見解に付いて、いろいろ教えてもらってきます。
可哀そうに、ピアノ発表会が中止になってしまった桜ちゃん。
練習の成果を、ぜひその日に披露してね。
クリスマスの時のように、パパとの微笑ましい連弾が聴けるかしら?
楽しみに毎日待ちわびているばあばです。