東山魁夷 夕べの聖堂
日に三転す
この宇宙に存在するものは、すべて刻々に動いている。
万物流転、きのうの姿は、もはやそのままではきょう存在しないし、一瞬一瞬にその姿を変えつつある。
いいかえれば、これはすなわち日に新たということで、日に新たな生成発展ということが、この宇宙の大原理であるといえよう。
人間もまたこの大原理のなかに生かされている。
きのうの姿はきょうはない。
刻々に移り変わって、刻々に新たな姿が生み出されてくる。
そこにはまた人間社会の生成発展がある。
人の考えもまた同じ。
古人は「君子は日に三転す」と教えた。
一日に三度も考えが変わるということは、すなわちそれだけ新たなものを見いだし、生み出しているからこそで、
これこそ君子なりというわけである。
日に一転もしないようではいけないというのである。
お互いにともすれば、変わることにおそれを持ち、変えることに不安を持つ。
これも人間の一面であろうが、しかしそれはすでに何かにとらわれた姿ではあるまいか。
一転二転はは進歩の姿、さらに日に三転よし、四転よし、そこにこそ生成発展があると観ずるのも一つの見方ではなかろうか。
他愛ないお話ですが、私はいまだに生活のリズムが定まらず、暮らし方への思いが、日に二転三転し、情けなくなることがあります。
私の体力に合った理想的な暮らし方を、いまだに摸索中。
十分年を重ねたにもかかわらず、迷うことがいっぱい。
でも、今日の松下幸之助氏の言葉に、勇気づけられました。
自分は、今も生成発展中、と思いましょう。(笑)
迷いも、変化を恐れず、日々を紡いでいきたい、と思います。
我が家の夕食の献立
れんこんのはさみ揚げ・きのこの卵とじ・里芋の含め煮・めのは豆腐・わかめとしめじの赤出し
レンコンの挟み揚げ
<材料>
れんこん・・・・・・・・・・・200g
芝えび・・・・・・・・・・・・300g
青とうがらし・・・・・・・・・適宜
生しいたけ・・・・・・・・・・適宜
卵・・・・・・・・・・・・・・1/3個
片栗粉・・・・・・・・・・・・小匙1
小麦粉・・・・・・・・・・・・適宜
揚げ油・・・・・・・・・・・・適宜
調味料・・・・・・・・・・・・塩 味醂
衣
小麦粉・・・・・・・・・・1カップ
水分(卵1個と冷水)・・・・・カップ3/4
もみじおろし・・・・・・・・・カップ3/4
天汁・・・・・・・・・・・・・カップ1
天汁の割合
みりん・・・・・・1
しょうゆ・・・・・1
水・・・・・・・・3
けずりかつお・・・1
<作り方>
① れんこんは皮を厚めにむき、3㎜厚さに切り、水2~3回替えてアクを抜く。
② 芝えびは頭をちぎり、塩水で洗って水分を切り、からと背ワタを取り、包丁で細かく刻み、すり鉢でよくすり、片栗粉小匙1、溶き卵を加え、塩小匙1/4、みりん小匙1で味を付けます。
③ れんこんの水気を拭き取り、小麦粉をまぶし、②のえびのすり身を塗って、もう一枚のれんこんで挟み、軽く押さえておきます。
④ 青唐辛子を縦に切り目を入れ種をのぞき、生しいたけはさっと洗って石づきを切ります。
⑤ 卵を溶いて、冷水を加えてカップ4/5にし、ボールに入れてよく混ぜ、ふるった小麦粉を入れて軽く混ぜて衣を作る。
⑥ 揚げ油を165~170℃に熱し、③のれんこんに衣をたっぷりつけて入れ、返しながら気長に揚げます。生しいたけ、青とうがらしは、160~165℃の油で素揚げにします。
⑦ 器に和紙を敷き、揚げたての材料を形良く盛り付け、もみじおろしを添え、天汁と共にすすめます。
故土井勝氏のお料理本のレシピからです。
嫁いだ当初、贈られたり、自分で購入した三冊のテキストを、今も絶対的に信頼し、同様の味付けにしています。
きのこの卵とじ
<材料> 2人分
きのこ(しいたけ・えのきだけ・しめじなど)・・・合計100g
三つ葉・・・・・・・・・20g
卵・・・・・・・・・・・2個
A
だし・・・・・・・・・・・・・カップ1/2
砂糖・酒・しょうゆ・・・・・・各大匙1/2
<作り方>
① しいたけは薄切りし、えのきだけは長さを半分に、しめじは小分けします。
② 三つ葉は三㎝長さに切ります。
③ 鍋にAを煮立て、きのこを1分程煮ます。卵をほぐして回しかけ、三つ葉を散らし、半熟で火を止めます。
ノートに書き留めたレシピから。
元の本は、記憶にありません。
ベターホームだったかしら。
私が持っている、二十年以上前に手にしたベターホームの料理本は、ほとんど今廃版になっているようでした。
里芋の含め煮
<材料>
里芋・・・・・・・・・・・・・・・8個(400g)
だし・・・・・・・・・・・・・・・カップ2(私は、昆布とかつおで取った冷凍保存の一番だしを、いつも使用します。)
みりん・・・・・・・・・・・・・・大匙1
砂糖 ・・・・・・・・・・・・・・大匙11/2
薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・大匙2
<作り方>
① 里芋は皮をむき、大きい場合は半分に切り面取りをし、熱湯で1~2分茹でる。ゆでる前に塩もみも。
② 鍋に①、だし、みりん、砂糖、半量の薄口しょう油を入れ、火にかけます。
③ 沸騰したら弱火にして落とし蓋をし、約20分煮て残りのしょう油を加え、さらに10分ほど煮ます。そのまま味を含ませる。
これも、すでに廃版になっているベターホームの料理本のレシピからです。
めのは豆腐
めの葉豆腐
<材料>2人分
木綿豆腐 ・・・・・・・・・・・・・・・1丁
みょうが・・・・・・・・・・・・・・・・1個
オクラ ・・・・・・・・・・・・・・・・2本
ピーマン・・・・・・・・・・・・・・・・1/2個
わかめ(戻したもの)・・・・・・・・・・・適宜
しょうが・・・・・・・・・・・・・・・・少々
二杯酢(私は、いつもポン酢を使用します)
昆布と削り節のだし・・・・・・・・・・・大匙1
酢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・カップ1/4
しょう油・・・・・・・・・・・・・・・・大匙1/2
薄口しょう油 ・・・・・・・・・・・・・大匙1
塩
<作り方>
① 豆腐は二等分し、氷水に付ける。(芯まで冷たくするのが美味しさの秘訣)
② わかめは2~3センチの長さに切る。
③ ピーマンは薄い輪切りにしてた種を除き、縦薄切りにしたみょうがとともに、冷水につける。
④ オクラは塩少々を振ってもみ、熱湯で色よく茹でて、がくを落とし、端から小口切りにして更に包丁で細かくたたく。
⑤ かっこ内の調味料を合わせて2杯酢を作る。
⑥ 器に①の豆腐を入れ、わかめ、水をきったピーマン、ミョウガ、おろしたしょうがをのせ、⑤の二杯酢を張る。
数十年前に書き留めたノートのレシピから
今回は、各料理のレシピ毎に、それを引用した料理本その他の紹介も、参考までにさせていただきました。
以前にもお伝えしましたが、個人ブログなら、出版社が刊行した料理本のレシピを掲載しても、著作権の侵害には当たらないそうです。
大手の出版社に問い合わせ、確認したことですが・・・・・・・
その時、その書籍名を紹介して貰えるとと嬉しいです、と言われました。
ですから、感謝を込めて大いに宣伝させていただきますね、と言葉を返し、笑い合いました。
でも私が使用する本は、十数年前に購入したものがほとんど。
廃版におそらくなっているでしょう。
その他新聞の切り抜き、雑誌の切り抜きなども多いです。
今日は参考までに、各料理に、その件の説明書きを添えました。
今後は、いちいちそれをするのは面倒ですから、最近刊行された料理本のレシピのみ、本の紹介も兼ねるようにしたいと思います。
ご覧下さいまして有難うございました。
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