新しい年、2016年を迎え、早や半月以上が経過しました。
皆さまは、ご家族お揃いで、さぞ明るい新年をお迎えになられましたことでしょう。
その後も、心を新たにして、お健やかに日々をお過ごしのことと思います。
我が家も、昨年までは同様でした。
けれど今年は、家族の長が腰かけるべきダイニングテーブルの席に、夫の姿はありませんでした。
入院中であったなら、心配が尽きなくても、希望を繋ぐことができたでしょうに。
それは、もう叶わぬ願いと思うたびに、涙が溢れて仕方がなかった私です。
こんな具合で、想いが折々で募り、嗚咽していましたが、最近は多少なりとも、心の平静さを取り戻しつつあります。
妹が、「歳月の流れが次第に心を癒してくれるから、無理しないでその日を待つしかないわ」
と言って慰めてくれました。
一昨年、ご主人を亡くされた親友は、
「泣ける間は思い切り泣くべきよ。私は涙が一滴も出なくなり、かえって心の回復に時間がかかったから」
と言われました。
想像以上の喪失感と寂しさに浸り続けている私ですが。
涙を思い切り流しましたから、友が言うように、早く元気を取り戻せるでしょうか。
いつまでも、めそめそしても始まらない。
前を向いて歩くしかありません。
それが何よりの夫の供養になるでしょう。
泣きごとを綴ってばかりいては、皆様の同情を買うようで、印象が良くないのかもしれませんけれど・・・・・・。
ブログは自分の思いを素直に綴れる個人日記との思いが強い私です。
心を整理し、新しい人生のスタートを踏み出すためにも、しばらくは、自分の気持ちや心情を正直に書いていきたいと思います。
悲しい事ばかりではなく、夫の供養になったのでは、と思えるような嬉しい出来事もいくつかありました。
病院側の納得のいかない対応に、夫が亡くなる前日、悶々としたことも。
その胸騒ぎが的中し、悲しい結末となりました。
愚痴は、Yさんが一番嫌ったことゆえ、語るべきではないかもしれませんが・・・・・・。
気分次第では、そのようなお話もさせていただくかもしれません。
わが家に届いたたくさんの供花に囲まれて・・・・・・
亡くなって以後、夫に抱く思いは、感謝のみです。
血圧がみるみる下降していく中、溢れるような感謝の思いを伝えるために、私は「ありがとう」を、夫の耳元で、必死に言い続けました。
聞いてくれたでしょうか。
夫のお蔭で、この上なく恵まれた幸せな結婚生活をを送らせてもらった私です。
その後、夫の夢を何度か見ましたけれど、いつも穏やかな様子で、私を安心させてくれています。
きっと、生前と変わらない寡黙な態度で、私たち家族を見守り続けてくれていることでしょう。
そういえば、今朝方(1月25日)も見ました。
書斎の椅子に、元気な姿で腰かけていました。
Yさんのためにも、早く元気を取り戻して、「今日は一番素敵」の思いで暮らせるように、頑張りたいものです。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように