平和の祭典、オリンピックが無事閉幕しました。
コロナ禍ゆえ、多くの国民の理解を得られないまま開かれた、異例続きのオリンピックでしたが、
日本選手の活躍によるメダルラッシュに沸き、テレビは高視聴率だったとのこと。
このために力を尽くされた多くの方々に、心からの敬意と感謝の気持ちを表したいです。
そして何よりもアスリートの健闘を讃えたい。
日々テレビ漬けの毎日で、感動のドラマを満喫させていただきました。
私はコロナウイルスは、意志を持った生き物。
ですから恐らく、この度のオリンピックも異次元の世界から観戦していたに違いない。
そのように思えてなりません。
そして人類の素晴らしさに脱帽し、そろそろ退散しようと考えているのでは。
今は最後のあがき。
そう思いたいです。
閉会式は光の粒の演出が見事で、うっとりでしたね。
人工芝の緑にカラフルな色が映え、目にも鮮やか。
色の演出にも心打たれました。
一つ気に入らなかったのは、亡くなった人たちを弔う舞踊。
死は必ずしも悲壮なものではないはず。
もっと明るく清らかに舞って表現してほしかった、と私は思いましたが・・・
妹の話では、この舞踊はオリンピック恒例の行事のひとつなのだとか。
それを聞き、何とか納得できました。
オリンピックの行事とは裏腹に、感染拡大は爆発の様相。
ただしこれをオリンピックのせいにするのは如何なものでしょうか。
インドのデルタ株の驚異的な感染力に因るものでしょう。
オリンピック開催中は、人流は明らかに減少傾向が顕著だったようですから。
私は菅首相と小池知事のどこか自信がありげな様子が不思議でならなかったのですが・・・。
(今はそんな風に見えませんが)
その根拠が幾分理解できた気持ちになれる、あるグラフが目に留まりました。
下のグラフによると明らかに死亡者は,三波や四波に比べては少ないですよね。
ワクチン接種がもう少し普及すれば、バンデミックは収まって、インフルエンザと変わらない様相になる、と期待しておられるのかもしれません。
そしてイギリスやフランスのようにコロナを恐れない社会を目指していこうとしているのでしょうか。
そう勝手に想像を逞しくしている私ですが・・・。
しかし、他の先進国と明らかに違うところがあります。
医療体制の不備です。
それゆえ、同様の対応で臨むと、すぐ医療崩壊に陥り、尊い人命が益々失われる悲惨な結果を招いてしまう。
それが日本の今の現状では。
そのあたりの政府の見解を是非知りたいです。
経済大国でありながら、人命を尊重する政策をあまりに疎かにしてきた。
海外のワクチンに頼ることしか術がない、製薬会社の不甲斐なさも際立っていますね。
世界に誇る経済大国とは、今の現状ではとても言えない。
生まれ変わるくらいの覚悟で、この未熟な医療体制を改めてほしいと強く私は願います。
バンデミックの様相を呈した社会の中でも、見事にオリンピックをやり遂げた日本ですから。
コロナに打ち克ち、今後二度と同じ失敗を感染症で繰り返さない国づくりが絶対に出来るはず。
私はそう思い、今後の日本の発展に大いなる期待をかけています。
PVポイントのみ参加しています.
貴重なお時間を割いてまでお読みいただき、本当にありがとうございました。