河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

特別講演会「山田方谷を書く」 

2023-09-18 | 大学
高梁市文化交流館において、「孤城 春たり」を楽しく読む会 特別講演会 澤田瞳子氏 ~演題~「山田方谷を書く」が行われた。

直木賞作家の澤田瞳子さん執筆による山田方谷をテーマにした小説が、2023年初めから山陽新聞朝刊で連載されており、今回著者による講演会が行われたのである。

澤田瞳子さんは同志社中学・高校から同志社大学文学部ヘ進学し、同志社大学大学院にまで行ったということである。

山田方谷と澤田瞳子さんの結びつきは、同志社を設立した新島襄が備中松山藩の洋式船「快風丸」に乗って開港地の箱館へ行き、それからアメリカへ密航したという史実による。

8年ほど前から澤田瞳子さんには山田方谷をテーマにした小説を書いてくれないかという打診があったそうである。

ウィキペディアには以下の様な記述があった。

(新島襄は)明治13年(1880年)から大学設立の準備を始める。
同年2月17日に快風丸での旧知を訪ねるため、かつての備中松山藩であった岡山県高梁町(現在の高梁市)へと赴き、滞在中に中川横太郎の勧めで伝道と文化改革を目的とした演説を行う。
この時の演説は、のちに備中松山の地で高梁基督教会堂の設立発起員の一人となり女子教育に注力する事になる、同地の婦人部会の代表であった福西志計子に深い影響を与えた。


福西志計子はその後、吉備国際大学を運営する順正学園の由来となる順正女学校を開設する。











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原発避難者

2023-09-13 | 大学
東日本大震災が起こって12年が経過しても、福島県では2万人以上が県外で避難生活を送っているという。

今日、私が所属している高梁ロータリークラブの事務局員を務めてくれているFさんもその一人であるということを初めて知った。

ピンチヒッターで卓話を引き受けてくれたのだが、その卓話で初めて知ったのである。

元々岡山県には親戚も何もなかったのだが、ご主人がネットで検索して高梁市が移住者の支援をしていることを見つけたのだそうだ。

岡山県は温暖で自然災害が少なく交通の便がよいため、西日本でもっとも避難者が多い。

Fさん一家も高梁市を頼って、縁もゆかりもない土地にやってきたのだそうだ。

卓話では震災前の福島のきれいな写真をたくさん見せて下さったが、引っ越してきて3年くらいは辛くて福島時代の写真を見ることが全くできなかったそうだ。

来たくてきたわけではないが、高梁で子育てをするうちに、今ではもう高梁を離れたくないと思うようになったとか。

報道でしか知らなかった原発避難者が、すぐ身近にいたのだということに気づかされた。


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交通安全講習会

2023-09-12 | 大学
学長挨拶

今日は、高梁警察署 地域課 企画指導係長 警部補 末田信弘様 に大学まで出向いていただき交通安全講習会を開催する機会に恵まれました。

交通安全は、私たち全員にとって極めて重要な課題であり、社会的責任を果たす一環として、これに取り組むことが必要です。

車の安全装置が発達してきている現代においても、交通事故は未だに多くの犠牲者を出し、家族、友人、同僚、そして地域社会に大きな悲嘆と損失をもたらしています。

私たちは、教育機関として、また教職員として、学生や地域社会における交通安全の意識向上に努力しなければなりません。

今日の講習は、交通安全に関する知識と実践的なスキルを向上させ、より安全な交通環境を築く一助となるはずです。

この機会を通じて、交通事故の予防と安全な運転・移動について学び、自分自身だけでなく他の人々にも良い影響を与えることができることを願っています。
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生存者バイアス

2023-09-08 | 大学
昨日、産業医研修会に参加して定期検診後の事後指導の講義を受けた。

その中で、意外だったのは健康指導を行っても効果があるという科学的根拠はないということであった。

この話を聴いて、思い出したのはYouTubeで見た安芸高田市の市議会のやりとりであった。

財政逼迫を受けて何とか効果的に予算を使おうとしている市長に対して、これまで市が行ってきた健康運動指導の予算を減らすとは何事だとある市議が責めていたのだった。

市議が話を伺った90代のおばあさんはこの健康教室に参加して長生きできたという。

これに対して安芸高田市長が反論したのは生存者バイアスというものであった。

生存者バイアスというのは、例えば尾翼を打ち抜かれて帰還した戦闘機を見て尾翼を強化すれば生き残れると判断することをいう。

実際には尾翼ではないところを攻撃されて墜落した戦闘機は多数いたわけだから、強化すべきは尾翼以外の部位というわけである。

健康長寿の住民が健康教室に参加していたから健康教室には効果があると判断することはできない。

何故なら健康教室に参加しない圧倒的多数の高齢者がいるからである。

限られた予算は、こうした健康教室に参加しない大多数の高齢者の指導に当てた方が効果的と考えられる。

さすが安芸高田市長は頭脳明晰である。
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ホームページ更新

2023-09-05 | 大学
ブログに比べてホームページを更新するのは手間なので、5年ほど更新していなかった。

自分でもあまり見ることがなかったのだが、いつの間にかトップページに貼り付けてあった入浴エクササイズの動画へのリンクが切れていて、非常にみっともないものになっていた。

今日、やっと思い立って、このリンク切れの動画を削除して、最近作ったIsokinetic CKC Exerciseの動画を貼り付けた。

手順を思い出すのに少し時間がかかったが、まずYouTubeに動画をアップして、次にホームページの編集画面でYouTubeへのリンク情報を貼り付ける。

しょっちゅうやっていればどうということもない作業なのだが、何年も中断しているとすっかり忘れてしまっている。


思い返すと自分のホームページに動画を掲載するために、私はかなり早くにYouTubeのアカウントを作成して利用していた。

それからもっと積極的にYouTubeを活用していれば今頃はユーチューバーになれたかもしれない。
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井上一先生を偲ぶ会

2023-09-03 | 大学
今年3月に亡くなられた岡大整形外科第3代教授井上一先生を偲ぶ会が、ANAクラウンプラザホテル岡山で開催され、参加させていただいた。
私は井上教授がまだ講師だった1985年に整形外科に入局し、新人の頃に大変お世話になった。

井上教授の経歴が『キャリアの軌跡』というHPにご自身の言葉で掲載されている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1964 岡山大学医学部卒業
1969 岡山大学大学院博士課程修了
1970 フィンランド・英国に留学
1973 岡山大学医学部附属病院 整形外科 助手
1984 岡山大学医学部附属病院 整形外科 講師
1987 岡山大学医学部 整形外科 助教授
1990 岡山大学医学部 整形外科 教授
2000 岡山大学医学部附属病院長(1期2年間)
2001 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授
2003 岡山大学副学長・(兼)岡山大学図書館長
2004 国立大学法人岡山大学理事・副学長
2005 国立大学法人岡山大学理事・副学長退任
    ・岡山大学名誉教授
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院長
2010 同定年退職、同名誉院長

医学部卒業後インターンを経て臨床医を希望し、ほとんど迷うことなく整形外科(児玉俊夫教授)を選んだ。直ぐ大学院に入ったが、児玉教授のもとでリウマチの治療に直接タッチさせていただくかたわら関節病学を始めた。関節機能の不思議さに魅せられ第2解剖学教室に出入りし、関節の微細構造の研究に従事できた。当時、走査電子鏡の生物学分野への応用にも取り組んだ。しかし、臨床医学の面白さには勝ち難く、リウマチを中心とした破壊関節の再建に情熱が移った。その頃(1970年)リウマチ外科分野で著名なK.Vainio教授(フィンランド)のもとに留学し、リウマチ外科の修練とリウマチ病態学の研究も継続できた。翌年ロンドンのケネディー・リウマチ研究所(D.L.Gardner所長)の研究員となり、関節軟骨破壊の病態研究に取り組むことになった。帰国後は関節再建術の開発と関節病態の研究に明け暮れた。職の最後の方は、附属病院長、副学長など管理職としての組織経営に努めた。
私は医師として特にターニングポイントを意識してなかったが、その折々に力一杯仕事に取り組んだことであり、その間幾人かの師と仰ぐ方々にめぐり合う好運に恵まれたことである。
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私大定員割れ 初の5割超

2023-08-31 | 大学
日本私立学校振興・共済事業団の2023年度調査

今春入学者が定員割れした四年制の私立大は53・3%に当たる320校

都市部の大規模校に入学者が集まったことなどから、小規模校や地方で定員割れが広がった可能性がある

今後も18歳人口の減少は加速する見込み

文部科学省は大学入学者数が2040年に51万人、50年に49万人になるとの推計を示しており、総入学定員が現状のままなら2割分が過剰な状況


このまま行くと、地方私大から影響が出て、韓国のように地方の大学周辺の街はゴーストタウン化ということになりかねない
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ハラスメント防止研修会

2023-08-30 | 大学
岡山ひかり法律事務所の武政祥子弁護士を講師に迎えて、吉備国際大学キャンパスハラスメント防止研修会が行われた。

キャンパスハラスメントというのは人権侵害行為であること

大学にはハラスメントが起こりやすい要因が揃っていること

等、学びが多かった。
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韓国の大学適正規模化計画

2023-08-28 | 大学
「大学適正規模化計画」というのは韓国でこれから行われる政策である。

「教育部(日本の文科省)」は、地域別に大学定員の適正基準を定め、今年度から基準に及ばない下位30~50%の大学には「適正規模化」を勧告することにし、これに従わない場合は、翌年から財政支援を打ち切ることとした。

韓国では日本以上に早く少子化が進行し、私立大学が約80%と日本と似ていることから、韓国の大学政策は遅れて日本でも実施される可能性が高い。

韓国では大学適正規模化計画に先立つ過去8年間で大学の入学定員の約10%を削減する「構造調整」が既に実施されている。

これは教育部が298校の大学をABCDEの5つの等級に区分し、DEランクで『不良大学』の烙印を押された大学は強制的に定員削減を実施するというものであった。

これによって多くの大学が定員削減を実施し、経営難に陥った大学は閉鎖に追い込まれた。

2000年以降では廃校が19校で、このうち強制閉鎖が14校、自主閉鎖が5校である。

これにより、地方の大学周辺の街はゴーストタウン化しているとのことである。



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メインオープンキャンパス3回目

2023-08-27 | 大学
本日は夏に行われるメインオープンキャンパスの最終回である。

今回もたくさんの学生が参加してくれた。

自分の担当の動作解析のデモが終わった後、学内をぐるりと見て回った。

どの学科も在学生も参加して面白そうなイベントを行っていた。

私は人間科学部人間科学科心理学専攻のコースでバーチャルリアリティーの体験をさせてもらった。

トロッコのジェットコースターで結構リアルで怖かった。

今回、本学の教育の特徴である「地域連携・地域貢献」と「国際化」の展示ブースを出してくれていたのだが、どの参加者も興味のある学科の方へ行ってしまいあまり来てくれてないようだった。

スタッフとして待機してくれた留学生2名には感謝したい。





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令和5年度トロイ市派遣団報告会

2023-08-26 | 大学
高梁市国際交流協議会の国際交流事業として行われているトロイ市派遣団の報告会が高梁市役所で行われた。

7月31日から8月7日の間、高梁市内の中学生11名が国際姉妹都市である米国トロイ市でホームステイを行った。

その様子が、ホームステイを経験した中学生自身によってスライドで報告された。

それぞれの報告はどれも見事なプレゼンテーションであった。

アメリカでどのような体験をしたのかが生き生きと語られた。

高梁市のこうした活動が学生の成長となって将来生きてくるだろうと感じられた。


帰り道、夏の空がきれいだったので岡山空港に寄ってきた。

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文科省、国際人材育成急ぐ

2023-08-26 | 大学
表題は今朝の日経記事の小見出しである。

2033年までに、海外で学ぶ留学生を年間50万人に増やすという目標を達成するため、文部科学省は2024年度に、現在の人数に比べて7割増の3万人が給付型奨学金の対象になることを計画している。
この取り組みは、国際的な競争力を高め、グローバル人材を育てることを目指している。

それに先立ち、政府の教育未来創造会議は2023年4月、2033年までに、日本人留学生を新型コロナウイルスの流行前である年間22.2万人から50万人に、外国人留学生を年間31.8万人から40万人に増やすよう提案していた。

社会の国際化に対応するため、文部科学省は2000年代から英語教育の充実や留学の奨励に力を入れてきたが、国際人育成は道半ばだ。
内閣府が2018年度に若者約1000人を対象に実施したアンケートによると、経済的な理由や語学力不足などを理由に「外国留学をしたいと思わない」と答える若者は全体の5割を超えた。
アメリカやイギリス、韓国、ドイツは5割以上が留学を希望し、「外国留学をしたいと思わない」と答える若者は2割程度である。

2022年の国の調査によれば、留学経験のある高校生の84%が「再び留学したい」と答えた。
このことからも、グローバルな人材を育てるためには、高校時代から留学への意欲を高めることが重要でである。

隣の広島県では、新しい試みが既に始まっている。
2019年に瀬戸内海の島に開校した広島県立の全寮制中高一貫校「広島叡智(えいち)学園」では、ネイティブ教員や留学生と交流しながら英語を学ぶことが特徴となっている。
また、海外の大学進学に有利な教育プログラムである「国際バカロレア」も導入されている。
さらに、私立学校よりも低い学費で、高校で月に約1万円程度の授業料で学ぶことができる。
この学校では6カ国語も学ぶことができるとのことである。
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アメリカ夏の旅の思い出

2023-08-24 | 大学
8月26日(土)に高梁市役所で行われるトロイ市派遣団報告会に招待され、出席することにした。
オハイオ州トロイ市(アメリカ合衆国)は高梁市の国際姉妹都市であり、この縁組みには吉備国際大学が係わっている

トロイ市の位置をGoogleマップで確認していたら、近くにナイアガラがあることに気づき、昔の留学中の旅の記憶が鮮やかによみがえってきた。

以前、ブログにまとめたことがあるのでここでもう一度整理してみようと思う。

この旅行は1994年の夏のことである。

1. コーニング、コーネル大学、フィンガーレイク地方
 友人がコーネル大学に留学していたのを訪ねる目的もあり、オンタリオ湖南の付近の都市をゆっくり訪ねてみました。
「コーニング」といえば、日本でも割れにくい食器のコレールなどを通じてご存じの方も多いと思いますが、ガラスで有名な街です。
コーニングガラスセンターという美術館、工場、販売店などの複合施設があり、メインストリートにはブティック、クラフトやアンティークショップが建ち並び、ちょうど休日だったこともあり、お祭りのような騒ぎで大変楽しいところでした。
コーネル大学は「イサカ」という町にあるのですが、ここは「大学門前町」で、学生が好みそうなカジュアルなレストランや小物販売の店が建ち並び、落ち着いたところです。

2. ナイアガラの滝
 「ナイアガラ」と言えば、世界的に有名な一大観光地であり、アメリカ、カナダの東海岸の日本からのツアーにも必ず組み込まれるところです。
エリー湖から流れ出したナイアガラ川は、本流がカナダ滝、ゴート島を挟んだ支流がアメリカ滝として流れ落ちます。
落差56m、幅675mのカナダ滝は、中央が浸食されたその形から「ホースシュー」(馬蹄型、幸運を呼ぶお守りとして、好まれています)と呼ばれています。
流れは毎分17,000klと言われ、大瀑布は現在も岩を削り後退し続けています。

3. サウザンアイランド
 サウザンアイランドと言えば、日本でも有名なピンク色がかった甘口のドレッシングですが、この「いわれ」を知っている人は少ないでしょう。
オンタリオ湖の東側にキングストンという小さな街がありますが、ここからセントローレンス川のクルーズに行くことが出来ます。
この川には千ほど(ともいわれる)小さな島々が点在し、世界的な高級リゾート地になっています。
大富豪が島一つ一つを所有し、別荘を建てクルーズをして楽しんでいるのです。
あるシャトーの料理長が作ったのが、今では世界的に有名なサウザンアイランドドレッシングなのです。
もちろんピクルスや香辛料がマヨネーズベースの乳化した液体に浮かんでいる様もまさにうなずけるような話です。
とにかく、ゆっくりした旅でないとここを楽しむクルーズには参加できないかもしれませんが、素晴らしい景観とのんびりした時間が楽しめる所です。

4. オタワ、モントリオール
 メープル街道と呼ばれるハイウエィを抜けるとオタワに着きます。
オタワはカナダの首都でもあります。
カルチェラタンと呼ばれる地域を中心として世界各国の移民があつまり、街全体が文化の香りあふれ、異国情緒漂う風情のある都市です。
私はここで、韓国料理のバイキングの店にたまたま立ち寄ったのですが、本場の韓国料理をはじめとして、日本的な巻きずしやアメリカン的なフライ物まであるおもしろい店だったことを覚えています。
土産物屋には、アフリカの彫刻や置物の店や、メキシコ風の半貴石やカラーストーンを販売している店もあります。
 オタワを過ぎてさらに北上するとモントリオールに着きます。

5. ケベック
 モントリオールを過ぎて、東へ行くほどに、フランス色が濃くなってきます。
だんだんと標識も格好が変わり、ケベックに着く頃には、看板のほとんどがフランス語表記になります。
公用語をフランス語にするか英語にするか、何度も住民投票が行われたり、カナダから独立するかどうかが問題になるほどに、元フランス領という歴史を感じます。
フランス人は英語が判ってもフランス語しか話さない風潮があるような気がするのですが、ケベックでも、町中の観光客向けのおみやげやさんや、レストランでしか、英語は好まれていないような雰囲気がありました。
北米、どこへ行っても民族的な対立や、いわゆるガラスシーリングを垣間見ることがあるのも、一つの勉強だと思います。
それはともかく、ここは有名な「シャトーフロントナック」というケベックの中心とも言える高級ホテルを中心として小綺麗にまとまった、とても素敵なところです。
北米唯一の文化遺産都市にも指定されているだけあって、小さい路地にはまりこむと、中世の格好をした騎士や童話の主人公がでてきそうな風情があります。

6. ケベック郊外
 車での旅行なのでケベック郊外を特に目的もなくドライブしました。
日本では考えられないような趣のある家が、きれいな緑の中に立っています。
特に赤い屋根の家が印象深い思い出として残っています。

7.  帰路
 1994年の夏、留学先のジョンス・ホプキンス大学のあるメリーランド・ボルチモアを起点にした車での旅は、コーネル大学から始まってナイアガラからカナダに入り、延々と北上してケベックで終わった。
いくら臨床の義務のない留学生活とはいえいつまでも夏休みをくれるわけではないので早くボルチモアに帰らなくてはならない。
最後の2日間はただひたすら高速道路を南へと走った。
途中名も知らぬアメリカ北部の街で1泊して夜はその街の雰囲気を楽しんだ。
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科研費申請書ほぼ完成

2023-08-16 | 大学
台風7号が岡山県をかすめて北上する中で、昨日は丸一日科研費申請書を書いていた。

例年だと夏休みにアイデアを絞り出し、9月になって科研費申請書を書き始めるというパターンであったが、お盆に部屋にこもって申請書を書くというのは初めての経験である。

ご先祖様のお墓参りは13日に済ませてきたので、今回は気を引き締めて申請書に集中した。

昨日中に何とか書き上げたのだが、一晩過ぎて改めて読み返してみるとやっぱり修正するところが見つかる。

何度も推敲を重ねたが、明日の朝もう一度推敲して申請しようと思う。
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夏休みは科研費申請書

2023-08-11 | 大学
今日は山の日で祝日なので病院での外来も休診である。

科研費の締切がこれまでより大幅に早まったため、昨日から一生懸命申請書を書いている。

昨日、大学の研究室で書いた申請書を、自宅で書き直そうとして自宅のMacのファイルを開いたら古いバージョンだった。

onedriveでの同期がうまく機能していない。

再起動したりリセットしたりしてみてもどうしてもうまくいかない。

昨日書いた申請書はどうしても失いたくないので、Webでファイルを開いて何とかダウンロードした。

onedriveは調子が悪いから、とりあえず救出したファイルで作業を進めることにした。

今は複数のMacのデータをクラウドで共有しているため、共有がうまくいかないととても困ったことになってしまう。

新型コロナは5類に引き下げられたが、今年の夏もどこへも行かずに部屋の中で申請書を書いて過ごすことになりそうだ。



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