河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー

2023-10-23 | Private
週末にApple TV+で『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』を視聴した。

マイケル・J・フォックスがパーキンソン病になったというのは昔報道で知っていたが、彼の実際の生活は全く知らなかった。

病気を受け入れ、明るくたくましく生きる彼の姿に引き込まれた。
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大学コンソーシアム岡山 「第36回代表者会議」

2023-10-19 | 大学
大学コンソーシアム岡山 「第36回代表者会議」が岡山理科大学 A1号館 11階 大会議室で行われた。

A1号館 11階からの見晴らしは最高で、岡山市街が一望できる。

会議開始30分前に会場に到着したのだが、岡山大学の那須保友学長から声をかけられた。

それは外国人留学生に関する提案だった。

政府の教育未来創造会議は2023年4月、2033年までに、日本人留学生を新型コロナウイルスの流行前である年間22.2万人から50万人に、外国人留学生を年間31.8万人から40万人に増やすよう提案していた。

これに伴い、文科省からは国立大学に対して、外国人留学生をもっと増やし、さらに卒業後は地域の企業へ就職させるよう指示が来ているそうだ。

吉備国際大学にもたくさんの留学生が来ているので、協力してこの課題に取り組みませんかという提案であった。

本学も『国際化』の推進を教育の柱に据えているので、この提案は渡りに船である。


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定員割れ半数超 地方大の再編は慎重に

2023-10-17 | 大学
私立大の半数超が定員割れという事態を迎え、毎日新聞(10月16日)に「小原芳明・日本私立大学協会会長に聞く」という記事が掲載されていた。

私も日頃考えている内容であり、身につまされる話なので、抜粋を記録させていただく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

毎日新聞10月16日
拡大志向の経営 大きな転換点
小原芳明・日本私立大学協会会長に聞く

私立大の半数超が定員割れ


定員割れ半数超 地方大の再編は慎重に
――文科省は、経営の厳しい私大の再編を促す方針です。特に地方や小規模の私大は定員割れが目立ちます。

◆自然淘汰に任せる形で、大学を減らすことには慎重であるべきです。
人口の少ない地方で大学がなくなることは、地域の子供が高等教育を受ける機会が奪われることと同じです。
また、地域に大学があれば、教員やその家族、大勢の学生が地域に住んで経済圏を作り、雇用を生むことにつながる効果もあります。


――「誰もが大学まで行って学ぶ必要はない」という考え方もあるようです。

◆必ずしもそうは思いません。
江戸時代から藩校や私塾、寺子屋があり、日本ほど平等な教育を施すことに熱心な国はないと思っています。
生まれで将来が決まったり、一部のエリートだけが教育を受ければよかったりする社会ではありません。
知的好奇心を持った子供に、平和的な教育を与えようとする考え方は、この国のDNAみたいなものです。
これからも絶やしてはならないと思います。

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転倒予防の重要性

2023-10-09 | 研究・講演
今回、転倒予防学会に参加したのは、現在科研費で行っている研究の目的の一つが転倒予防だからなのだが、参加してあらためて転倒予防の重要性を感じた。

厚生労働省「人口動態調査」(平成 26 年~令和2年)

(1) 65 歳以上の不慮の事故による死因のうち「転倒・転落・墜落」及び「交通事故」による死亡者数の推移
「交通事故」による死亡者数は減少傾向に対し、「転倒・転落・墜落」による死亡者数は近年横ばい。
令和2年では、高齢者の「転倒・転落・墜落」による死亡者数は「交通事故」 の約4倍。

(2) 65 歳以上の家庭における「転倒・転落・墜落」による死亡者数の推移
毎年ほぼ横ばいで推移。
「スリップ,つまづき及びよろめきによる同一平面上の転倒」と 「階段及びステップからの転落及びその上での転倒」を比較すると、80 歳以上のスリップ、つまずき及びよろめきによる同一平面上での転倒が顕著に多い。


厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和元年)
・ 高齢者の介護が必要となった主な原因
高齢者の介護が必要となった原因として、「骨折・転倒」は、「認知症」、「脳血管疾患(脳 卒中)」、「高齢による衰弱」に次いで4番目に多い(13.0%)。


WHOファクトシート『転倒』

・ 転倒は不測のけがによる死亡原因として第二位となっています。
・ 毎年、世界で推定684,000人が転倒により死亡しており、その80%以上が低・中所得国で発生しています。
・ 致命的となる転倒が最も多いのは60歳以上です。
・ 医療を要するほど重度の転倒は、毎年3730万件に上ります。
・ 予防のための戦略は、教育、訓練、安全な環境の創出、転倒関連研究の優先順位付け、およびリスク低下の効果的な方針の確立に重点を置く必要があります。
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日本転倒予防学会第 10 回学術集会

2023-10-08 | 研究・講演
日本転倒予防学会第 10 回学術集会が京都テルサにて開催され、参加した。

会長講演
「健康な長寿を求めてー転倒予防研究に関する未来への期待」
金森 雅夫(羽衣国際大学人間生活学部 教授/立命館大学総合科学技術研究機構)

基調講演
「Foot Healthから考えるウェルビーイングと健康長寿」
伊坂 忠夫(学校法人立命館 副総長・立命館大学スポーツ健康科学部 教授)

特別講演
「リハビリテーション医療の新時代」
浅見 豊子(佐賀大学医学部附属病院 リハビリテーション科 診療教授)

「変形性膝関節症と転倒 -転倒予防のための最適な治療介入を考える-」
井上 敦夫(京都府立医科大学大学院 運動器機能再生外科学(整形外科)学内講師)

「フットケア・骨粗鬆症」
高山かおる(埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科 主任部長)
岩本  潤(慶友整形外科病院 骨関節疾患センター センター長)




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令和5年度秋季入学宣誓式

2023-10-01 | 大学
本日、高梁キャンパスにおいて令和5年度秋季入学宣誓式が行われた。

秋入学の留学生を対象とした入学式である。

来賓に近藤高梁市長を迎え、対面で以前と同じように式典を行った。

ようやくポストコロナに向けて社会が動き出しており、以前のような活気ある大学に戻りつつあるようで喜ばしい。
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Macの最新OS「macOS Sonoma」

2023-09-29 | 大学
Macの最新OS「macOS Sonoma」を早速インストールした。

まず、デスクトップの美しさに驚かされた。

世界各地の美しいスローモーション映像を表示するスクリーンセーバーがセーバーの状態からアクティブになる際に、そのまま壁紙へと反映される。

それからウィジェットが、デスクトップの好きな位置に配置できるようになった。

ちょうど研究室の壁掛け時計が壊れて買い換えようかと思っていたところなので、時計のウィジェットをデスクトップの左上に配置してみた。

これでもうリアルな時計は必要なくなった。

ちょっとMacでの作業がたのしくなった。
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高さ日本一の超高層ビル

2023-09-27 | 大学
現在、高さ日本一の超高層ビルは今年6月にできた森JPタワー麻布台ヒルズであり、写真は今年7月に私がそうとは知らずに撮影したものである。

やけに高いビルだなとは思ったけれど、その時参加した学会の会場が東京の虎ノ門ヒルズフォーラムだったので、最近は東京には高層ビルが増えているのだなとしか思わなかった。

三菱地所が今日、2028年3月末の完成を予定する超高層ビル「トーチタワー」(東京・千代田)の着工式を開いたそうである。

森JPタワー麻布台ヒルズが高さ330mであり、トーチタワーは390mで現在よりも60m高くなる。

イメージ図を見る限り、東京駅前の新たなシンボルとなるようなトーチのような斬新な形状になっている。

着工式で三菱地所の中島篤社長は「人々の熱量を結集し、日本の、東京の未来を熱く灯していきたい」と語ったそうだ。


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783(ナヤミ)と810(ハイレ)

2023-09-27 | 大学
今朝の日経に興味深い数字が出ていた。

783とは2012年の全国の大学総数であり、810は2023年5月1日現在の大学総数である。

2012年は設置基準が緩くなって大学が激増した頃であり、大学関係者にとってナヤミの種であった。

現在はそれよりさらに増えて大学全入時代となり、誰でもハイレという状況である。
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新島襄の高梁での講演

2023-09-26 | 大学
『福西志計子と順正女学校』という倉田和四生(くらたわしお)先生の本に、明治13年2月に新島襄が高梁を訪れ、旧交を温めるとともに、キリスト教の演説を行ったことが書かれている。

以下その抜粋。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本の国が富国強兵でないのを心配する必要はありません。
それよりも第一に『文明の基』を立てることこそ心配すべきです。
外国人がわが国を軽蔑している、と怒る人がよくいますが、それは転倒した考え方です。
もし一国にしっかりとした基礎があり、国力も優っていれば軽蔑されることはありません。

その場合、ちょうど同じ重さ同士ならば秤が均衡するように外国と対等にやっていけるからです。
均衡を得ようと思うならば、まず自分の国の重さを増す努力をすることです。
家を建てるのに土台が必要なように国の場合にも基礎をしっかりと据えるならば、自由が得られ文明も期待できるのです。

それでは文明の基礎はどうしたら立てることができるのでしょうか。

まず神を知ることです。
神を敬うことは知の第一歩なのです。
神を知り、敬い、畏れ、そして信じ、愛することが人間にとってもっとも大切なことです。
それが欠けると人間は迷いに陥り、あるいは物質の奴隷となり、決して自由人となることはできません。

(中略)

次に日本に文明の基を築く第二の道を考えてみたいと思います。
それは日本人を改良すること、すなわち人心改良をすることです。
それにはなんといっても教育が重要です。
今や1日もゆるがせにせず、教育によって人心改良に取り組むことこそが、国を盛んにするうえで一大急務です。

この急務を果たす際に注意すべき事は、次の点です。
すなわち、脅えることなく自由の心を持ち、見識と愛情をもった女性が育っていないところにこの国の深刻な問題があることです。

教育、なかでも女性が抑圧されてきたこの国では女子教育を充実させることが必要です。
昔文王の母は悪しき風俗を注意深く避けて胎児を育てました。
孟母は、子育てのために三度も転居して孟子を教育しました。
このような母のもとですぐれた人物が生まれたのです。

自分の子を教育するのに誰が卑屈な女性や教師に託すでしょうか。
人にへつらうような卑屈な教師に預けたがる親はいません。
また奴隷のように自主性のない女性に我が子を託す親もいないでしょう。
卑屈の悪循環を断ちきり、日本を文明化するためには男性はもちろん女性に対してもキリスト教に基づいた教育を充実させることが何よりも急務です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この講演は福西志計子がこれまで育ててきた信念体系を全面的に肯定し勇気づけることとなった。

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倉敷市旧柚木家住宅 西爽亭

2023-09-25 | 大学
倉敷市旧柚木家住宅 西爽亭に快風丸の模型があると聞いて調べたら、確かに存在することが分かった。

同志社大学の創設者・新島襄にゆかりがあることから、同志社玉島新島研究会から寄託されたとのことである。

是非見に行ってみたいと思う。


https://kuratoco.com/saisotei/#google_vignette より
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福西志計子

2023-09-23 | 大学
本日、令和5年度順正学園教育後援会総会が行われた。

順正学園は福西志計子が岡山県初の女学校である順正女学校を設立し、その跡地に大学が作られたことから順正の名前をもらっている。

高梁キャンパス内には、順正女学校の寮として使われていた順正寮の修復保存工事を行った順正記念館がある。

現在、山陽新聞に山田方谷を主人公にした「孤城 春たり」が連載されており、この中にも福西志計子は〝お繁〟として度々登場する。

7歳のとき、父親を失い母の手一つで育てられる。母子家庭で育ったわけだ。

女子の学問は考えもつかなかった時代であったが、母親はお繁を密かに山田方谷の門に出入りさせて漢学を学ばせた。


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私の書が、オカナガンカレッジにて展示・公開

2023-09-20 | 大学
6月20日にアメリカのフィンドレー大学とカナダのオカナガンカレッジより夏期短期研修団が本学にやってきて、学長主催アフタヌーンティーでおもてなしを行った。

その時、学長の揮毫(書のパフォーマンス)をすることになり困り果てたのだった。

今日、オカナガンカレッジのサクラさんから写真が届いた。

私の書が、オカナガンカレッジにて展示・公開されることになったそうである。

冷や汗が出る。


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秋季学位授与式

2023-09-20 | 大学
秋卒業の卒業式が本日行われた。

高梁キャンパスの学生がほとんどで、学部生・大学院生合わせて34名が卒業となった。

今回は式典の間はマスクを外して、以前のように行われた。
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快風丸

2023-09-19 | 大学
今回、澤田瞳子さんの講演で、同志社大学が快風丸の模型を製作していることを知った。

2010年、同志社創立135年を記念して製作された快風丸1/30模型(同志社大学のホームページより)


同志社大学ではこの模型以外にも、快風館と名付けた研究施設も持っており、快風丸に重きを置いていることが分かる。

同志社大学を創設した新島襄は若き日に2回快風丸に乗船している。

1回目の快風丸乗船は備中松山藩が購入した快風丸の試運転に乗船し、1862年(文久2)11月から翌年1月までの江戸と玉島(現在の岡山県)まで往復航海を経験している。

2回目の快風丸乗船は1864年3月の江戸から函館への航海である。
以前快風丸に同乗した塩田虎尾を通じて快風丸乗船を果たしたのである。
江戸を発った新島は4月21日函館に到着し、密出国を敢行する6月14日までの約2カ月間函館で過ごした。

新島襄はその後、アメリカに渡り、約10年にわたる米欧での学びを終えて、1874年(明治7)帰国し、翌年同志社英学校を設立することになる。
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