河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

研究予算編成に目処

2010-05-12 | 大学
体調を崩した原因として自分なりに思いつくのは、今年度の保健科学研究科と保健福祉研究所の予算の調整でトラブルが発生したことである。
本日、何とか補助金を得て昨年並みに予算が組める目処が立ち、心底ほっとした。

私の留学中の仲間で、現在ハーバード大学の教授をしているGuoan Liは、以前会って話をした時、アメリカでは研究室を運営するのは中小企業の社長と同じで常に自転車操業なのだと言っていた。

アメリカでは自分の給料をはじめ、雇用するポスドクや大学院生の給料も教授が研究費としてどこかから取ってこなくてはならない。
うまく行かない時は、企業から研究を請け負って何とか繋いでいく。

研究費の切れ目が大学との縁の切れ目で、研究費が獲得できなければ大学を去るしかない。

それに比べれば私の立場など何と言うこともないが、ここ数年来、年度始めにはいつも研究費の獲得のための工夫で知恵を絞らなければならないという状況が続いている。

日本の大学教授も最近は決して楽ではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする