河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

依頼原稿を書いてセレンディピティを得る

2015-03-26 | 研究・講演
最近いくつかのメディアから、医学的な原稿依頼があり、締切が近づくといつもばたばたする。

先日掲載されたのはシニアNavi2015春号の巻頭特集『春から楽々筋力アップ』で、数ページに渡って私の特集記事を取り上げてくれている。
我ながらなかなかいい記事だと思う。

現在書かなければならないのは、ある医学雑誌から依頼された変形性膝関節症に関するリハビリテーションの原稿である。
私が最も得意とする分野だが、今回は条件として『ロコモの視点を交えて』書いて欲しいとのことである。

先月から暇があるとどんな風に書こうかと考えていたのだが、やっと構想が固まったので年度末の空き時間を利用して執筆を行った。
卒業式も終わり、スケジュールに余裕があったため、集中して執筆に取りかかれた。
何とか締切を守れそうな程度には原稿を書くことができた。

そうこうしていると、卒業生の花岡君から電話があり、健康雑誌から10ページほどの原稿依頼があるのだけれどその内の1ページを書いてくれませんかということだった。
花岡君は最近自身のことを『姿勢クリエイター』と名乗っているらしく、その記事も姿勢に関するものだという。
その健康雑誌には、私も以前記事を書いたことがあったし、テーマも私にとっては書きやすい内容だったので引き受けることを約束した。

基本的には私は学術的な依頼は断らないことにしている。
一回断ると後が続かないからだ。

それに、いやいや原稿を書いていても、何かしら新しい気づきがあるからだ。

私のような仕事をしていると、締切で期限を区切られないと、いつまで経っても仕事は片付かない。

いやいやでも資料に当たり、勉強しながら原稿を書く作業は意外と有益なのである。

こういう『求められていない、意図的でない、思いもよらない、幸運な偶発的に起こった出来事や経験』のことを『セレンディピティ』という。

セレンディピティについてはおもしろい由来があるのだが、長くなるのでこのへんでおしまい。
コメント
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