河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

年の瀬に

2015-12-31 | Private
今年の大晦日は比較的暖かく感じる1日であった。

最後にこれまで気になっていた作業を行った。
それはホームセンターでレンガのチップを買ってきて、自宅のリビングの前の庭の壁面に敷く作業である。
これまでハーブなどを植えていたのであるが、壁の近くは植物など植えずに乾燥させた方が家の傷みも少なく見た目も落ち着くのではないかと考えたからだ。

丁度、近くのホームセンターが園芸のコーナーをリニューアルしてレンガチップの品揃えをしてくれていたので、10袋ほど購入して持ち帰り庭に敷き詰めた。

これで心置きなく新年を迎えることができる。


ガーデニングで今年一番大きなイベントは、ハナミズキを植えたことである。

4年前に何もない庭にシンボルツリーとして選びに選んでハイノキを植えた。
鹿児島の業者からかなり立派なハイノキを送ってもらって慎重に植え込んだ。
1年目はしっかり水もやり管理も滞りなく行ったので問題なかった。
春には可憐な白い花が咲き、私は大いに満足した。

ところが2年目は猛暑で、強い日差しに弱い山取のハイノキは葉が落ち始めてしまった。
そのうち、どんどん葉が落ちて、3年目には枝だけが残った状態となってしまった。

せっかくシンボルツリーとして丁寧に植えたのに枯れてしまったのである。
ところが、その枯れたハイノキの中から新しい緑の枝が芽生えてきた。

短期間でどんどん育ってきて青々と茂ってきた。
何だかドングリの葉っぱのように見えるが、ハイノキとは明らかに葉の大きさや形が違う。

それでも常緑で、枯れたハイノキに替わってすくすく育っているので、これはいい傾向だと喜んでいた。

ところが、先日神戸で行われた学会で、神戸国際会議場に行ったときのこと、偶然同じ葉の樹を見つけたのである。
結構な樹高のある大きな樹で、たまたま実がなっていたのでちぎって持って帰ってきた。

ネットで検索して、その実がなる木を特定することができた。

それは『楠(くすのき)』であった。

さらに検索を続けると、楠はとてつもない大木に育つらしい。
道理で成長が早いはずである。

実家に帰った時に、母に相談したら、それは大変なことになるからすぐに引いて処分しろとのことであった。
数年前にクレーン車まで動員して実家のモチノキを切ったのが思い起こされた。

それで、結構苦労して楠を引き抜き、そこに新たにハナミズキを植えたのである。

来年の春にはピンク色のハナミズキの花が咲き誇るはずである。
今から考えると洋風の我が家にはハイノキよりもハナミズキの方が似合っているように思う。





枯れてしまったハイノキ
コメント
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