河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

順正寮の保存修復工事が完了し竣工式が行われた

2016-03-03 | 大学
「女性に自由な教育」を理念にした順正女学校は、神戸などの先進校から女性教師を招くなどして充実した教育を行い、特に高梁での女性の地位向上や、女子教育に大きく貢献したという。

この順正女学校の名前を受け継いで順正学園があるわけだが、その史跡である順正寮の保存修復工事が完了し、竣工式が行われた。

順正寮は元々は順正女学校の校舎として使用されていたのが、遠方から女学校へ入学した生徒の寮として使われるようになったものである。
120年が経過して台風で屋根が傷み朽ち果てようとしていたのが、この度岡山県と高梁市の助成金を得て保存修復されたのである。

解体修復作業を行った建築会社社長の挨拶では、梁の材木が立派な1本の木ではなくて、複数の材木を寄木で組み合わせて1本の梁にしていたそうだ。
推測の域を出ないが、福西志計子は理想の教育のために、いろいろなところで余った材木をもらってきて、順正女学校の基礎を築いたのではないかとのことであった。

完成した順正寮は古いものと新しいものがみごとにマッチして、いい雰囲気を漂わせている。

今後はギャラリーとして一般公開されるとのことである。









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