河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

卒業したゼミ生の齊藤康文君と成田屋で会食

2016-07-02 | 大学
前日に理事長のお祝いの会があったばかりだが、今日は卒業したゼミ生から岡山に来るので会いましょうと言うことで2日続けて外での飲み会となった。
私は実はあまり外を出歩くタイプではないのだが。

指定されたのは西大寺町筋にある「成田家 総本店」である。

成田屋は岡山で最も古い居酒屋で私も学生の頃は何度か行ったことはあったけれども、もう10年以上行ったことがなかった。

「とりす」や「湯豆腐」が名物で、齋藤君は岡山に来たら必ずこれを食べて帰るのだとか。



さて、そんなことはどうでも良いのだが、書いておきたいのは卒業生の活躍である。

齋藤君は私のゼミ生であったが、在学中はそれほど真面目な学生ではなかった。

放課後、ゼミをしようとしたらアルバイトがあるので休ませて欲しいという。

学費を稼ぐためにアルバイトするのは大変だなと言ったら、そうではないという。

スノボを買うためにアルバイトをするというのである。

それも総社のパン工場で袋にパンを詰める作業らしい。

私は淡々と諭した。

吉備国際大学にはよそにはない高価な動作解析システムがある。
しかも指導教員が詳細に直接指導してくれる。
大学の4年間なんてあっという間に過ぎるのに、こんな恵まれた環境で、どうしてそれを活用しようとしないのか。
パン工場でパンを詰めてそれがいったい何の役に立つのか。

しかし、結局はアルバイトを許可した。




さて、齋藤君は吉備国際大学を卒業して、千葉県にある季美の森整形外科に就職した。

しばらくして、私のところに時々電話がかかってくるようになった。

就職した季美の森整形外科には、私立病院ではめったにない動作解析装置VICONがあるという。
しかもその操作をまかされたらしい。
先輩の指導は厳しくて、毎日泣きそうになる。
こんなことなら学生時代にゼミで真面目に勉強しておくのだった。

さて、それから7年が経つ。

何と彼の肩書きは
姫島クリニック
リハビリテーション科主任

同じ医療法人が新たに立ち上げたクリニックのトップだという。
スタッフは総勢30人くらいいるとのことである。

まだ20代で、近くの高校のサッカー部のトレーナーもしているという。

学生時代は甘えもあったが元々素質はあったのだろう。
上司に恵まれて大抜擢されて、地位が人を作るという見本のようなコースを辿っている。


コメント
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