河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

「ダビンチ」の主要特許が切れていた

2022-10-14 | 医学・医療
東工大と東京医科歯科大の統合のニュースを聞いたとき、私が反射的に思ったのが手術用ロボットの開発であった。

今朝の日経では「AIで自動手術」という見出しで、人工知能(AI)が熟練医師の手術を請け負う日が近づくとの記事が掲載されていた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームがロボットによる全自動手術を1月に論文で報告したとのことである。

世界中で、手術用ロボットの開発が進んでいる。

この背景にあるのが手術支援ロボの代名詞として君臨してきた米インテュイティブサージカルの「ダビンチ」に関わる主要特許が切れたことがあるとのことである。

東工大と東京医科歯科大が統合してできる新大学で、是非次世代の手術用ロボットを開発して欲しい。


以下日経より引用

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ダビンチは2000年に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた。
米国の国防高等研究計画局(DARPA)が戦時の遠隔手術に向けて取り組んだ研究開発の成果を引き継ぎ、いち早くロボット手術を世界で普及させた。
現在までに世界約70カ国で約7千台が医療現場で使われ、手術の範囲は子宮や卵巣などの婦人科がんや胃や大腸などの消化器がんなど約70術式に及ぶ。
合計で1千万症例以上をこなしてきた。
日本では12年に前立腺がんの摘出手術で国の保険の対象になり、その後、食道や胃、直腸などの消化器がんや子宮などの婦人科がんに広がり500台以上が導入された。
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