河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

原発避難者

2023-09-13 | 大学
東日本大震災が起こって12年が経過しても、福島県では2万人以上が県外で避難生活を送っているという。

今日、私が所属している高梁ロータリークラブの事務局員を務めてくれているFさんもその一人であるということを初めて知った。

ピンチヒッターで卓話を引き受けてくれたのだが、その卓話で初めて知ったのである。

元々岡山県には親戚も何もなかったのだが、ご主人がネットで検索して高梁市が移住者の支援をしていることを見つけたのだそうだ。

岡山県は温暖で自然災害が少なく交通の便がよいため、西日本でもっとも避難者が多い。

Fさん一家も高梁市を頼って、縁もゆかりもない土地にやってきたのだそうだ。

卓話では震災前の福島のきれいな写真をたくさん見せて下さったが、引っ越してきて3年くらいは辛くて福島時代の写真を見ることが全くできなかったそうだ。

来たくてきたわけではないが、高梁で子育てをするうちに、今ではもう高梁を離れたくないと思うようになったとか。

報道でしか知らなかった原発避難者が、すぐ身近にいたのだということに気づかされた。


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