河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

ORS(ラスベガス)3

2009-02-26 | 研究・講演
今回の学会参加に当たってはいくつか目的があった。

一つはハーバード大学のGuoan Liにコンタクトすること。
なぜかというと、彼には補助金を得て運営している研究所の外部研究員になってもらっているからだ。
打ち合わせをして、研究所の運営がスムーズに行えるようにしなければならない。
Liには何度も会場で会って話をしたので、ほぼ目的は達成できた。

もう一つの目的は、サブプライム問題以降のアメリカの状況を実際に体験すること。
ラスベガスについてまず気付いたのがガソリンの値段だが、1ガロンが2.2ドルほどである。
この値段は私が留学していた15年前と比べると2倍以上である。
おそらく昨年の秋頃はもっと高かったのだろうと思うと、その生活に及ぼす影響はすさまじかったのではないかと思われる。
ところが、道路を見ると相も変わらず巨大なアメ車がたくさん走っている。
ピックアップ車をリムジンに改良した車まで見かけた。
道路もカジノも人であふれ、前回来たときと何ら変わらない。
さらに驚くのはラスベガスの主要道路ストリップ沿いに5つも6つも新しいカジノホテルの建設が進んでいることである。
ラスベガスを見る限り、アメリカの活気は失われていない。
巨大な赤字を抱えて破綻しそうな国にはとても見えないのである。
今はドルを世界中の国が大量に保有しているので、アメリカがこけたら日本も中国も大変なことになる。
ラスベガスの様子を見ていたら、サブプライムの心理的な影響がなくなったらアメリカは意外と速く持ち直すかもしれないと言う気がしてきた。



ギャンブルについて

実はラスベガスに来るまでは、少しはやってみるつもりだった。
大学事務の女性職員や指導している院生からも勝ったら分けてください等と冷やかされて日本を出発した。
ところがラスベガスに到着すると全くする気になれないのだ。
なんだか気分が乗らなくて、貴重な時間をパチンコで費やす気にならないのである。
カジノなどと言っても、日本のパチンコと同じである。
みんな平気でお金をマネーイーターにつぎ込んでいるが、どうかしている。
一番いやなのがタバコの煙だ。
日本と同じでカジノではタバコを吸っている人が極端に多い。
おまけにアルコールは無料サービスなので、そこら中でビールのラッパ飲みやカクテルを飲み散らかしている。
見ているだけで気分が悪くなる。

実は私はタバコは吸わないが他の人が吸っていてもあまり気にならなかった。
ところが、父親が肺癌(タバコによる扁平上皮癌)で苦しみながら死んだのを見てから、理屈でなく生理的にタバコの煙を受け付けなくなってしまった。
タバコの煙に当たると本当に気分が悪くなってしまうのである。

そのためか、今回は全くギャンブルには手を出さずに帰国しそうである。

東京のお台場にカジノを作るプランが進行中らしいが、やめた方が良い。
パチンコだけで充分ではないか。
カジノなど作っても飲んだくれと喫煙者が利用するだけだ。


ラスベガスのショーについて

日本を出発するまで忙しくてショーのことは念頭になかった。
だから予約も全くしていなかった。
しかし、今回は1人でラスベガスに来て、当初はインターネットにもつながらなかったので夜ホテルの部屋にこもっていても仕方がない。
それで、当日のチケットを申し込んだらことごとく買えてしまうのである。
当日のチケットが余るというのはやはり景気が少し悪いのだろうか。
どのショーも夜公演が行われるので、時差ぼけで眠たくはなるが、ショー自体はとてもすばらしい。
ラスベガスに来てショーを見ずに帰るのは、とてももったいないことだ。
夜は会食などの予定がないのなら、ショーを見ることにした。
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