「おふくろさん」問題で渦中の森進一がステージ上で、人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そして三つ目がまさか。離婚やC型肝炎、そして今回の問題で3年連続してまさかになってしまったといい、ファンの同情を誘ったとか。そして歌った歌が襟裳岬だった。♪襟裳の春はなにもない春です♪早くなにもない春が来るよう、頑張っていきたいと結んだらしい。
自虐ネタでステージを盛り上げるあたり、すごい芸人魂と感じないこともない。自身のことで振り返ってみるとまさかは少なくとも5回はあったような気がする。若い時のまさかは気力、体力ともに充実している時でもあり、挽回やリカバリーも出来る。年齢を重ねた後のまさかは上り坂で消耗していることもあり、なかなか回復できないようで時間もかかる。これからは転ばぬ先の杖でまさかを極力回避できるようにしなくてはいけないと思わなくもない。
2年前まさかで職場とは直接関係のない別組織に出向することになった。ずいぶん途惑いも感じながら過ごしてきたが、このことなどはまさかには値しない出来事の内に入る。これからもなにもない春ばかりではないだろう。思い通りにいかないことも人生と受け入れる器量も持ち合わせていたいものだとつくづく感じる。
こうして書くとまさかはつらいことばかりになってしまうが、肯定的で喜べるまさかもある。喜べるまさかは心の持ち方や考え方で自分でつくり出せる一面もありそう。喜べるまさかをたくさんつくらんといかんなあ!
今日も天気が良い。空と海景色、花を楽しむため草山を散歩する。
南西中腹部にあるサクラ広場ではノジスミレ開花一輪
サクラ広場から竹島、2名の方がヤマフキの新芽を採集されていた。
草山山頂から串山連峰と大海山
山頂にある灯台基部から北西方面の秋穂湾をのぞむ。テーブルセットやベンチも設置されピクニックにもええよ。
山頂から東部を望む。伐採されて見晴らしが良くなっていた。アオモジの大木が切られていたのは残念だが、朝陽や夕陽スポットとしても楽しめそうです。
本日の本命、スプリングパープル?のナガバノタチツボスミレ
ツインズのスミレ
スプリングベージュのアオモジの花、この時期串山連峰を歩くとたくさん見つけられるだろう。
南東部の遊歩道脇にはあちこちにスミレのお花畑が拡がる。
定番撮影スポットの中道湾、中央奥には蕎麦ヶ岳のピークが見える。この後串山連峰の予定だったが、2日連続の山歩きの後でもあり、中止し菜の花の里に行く。
菜の花と大海山、勘十郎岳
菜の花と火ノ山連峰南端の亀山
ぼちぼち見頃を迎えようとしていた。後方は言わずと知れた?大海山。
会場進入道はやや狭い。国指定文化財の秋穂正八幡宮のすぐ近くなので、史跡を見てから会場まで歩く方が良いかも知れません。ここは大海山、火ノ山連峰、串山連峰、草山の登山口からも近いのでこの時期登山とセットで楽しむのも良さそうです。
我が家の畑のホトケノザ大群落??おまけです。
ところで今日夕方、シアトルに住む長女が6年ぶりに帰郷してきた。昨日、東京で友人に合い、昼頃新山口駅に着き、妹夫婦と会ってきたらしい。来週末まで滞在するので来週は山はおあずけになる。ひさしぶりに家族で何かをして楽しもうと思っている。せっかくのってきたのにこれから7日間は長女の意向最優先になるだろう。奇をてらうつもりもないが、ゆっくり、のんびり、くつろぐことが出来ればいい。これからそう何度も帰郷することもないだろう。すこしでも思い出づくりになれば・・・・。

左に見えるは大黒山登山口の道標です。

真ん中が割れ、桃太郎が生まれかけている岩。もう数百年もすると桃太郎が誕生するかも?

湧き上がる雲と大岩

岩と蓮華山と流れる雲と青空

お互い撮るの図

樹間から竜ヶ岳

落ち葉さくさくの道

山頂東部の風除けテラスで昼食と談笑の時を過ごす。

竜ヶ岳山頂大岩から虎ヶ岳方面、いつかあの稜線を歩いてみたいものだ。

松に囲まれた真砂の道

登山意欲をそそる竜ヶ岳の鋭峰

大黒山を望む

前方は大黒岩、北側にクラックがある。


周東町並と蓮華山

同日夕刻にお誘い頂いたネット仲間から感じの良い写真が送付されてきた。著作権や肖像権に触れるかも知れないが、ご本人の了解を頂いたのでアップしてみよう。管理者自身の画像は滅多にお目にかかれない?かもね。

松とシダに囲まれた感じの良い登山道、雰囲気えーよ。

クラック岩の登攀に挑戦するもあえなく敗退!クラック以外はのっぺりしており、手がかり、足がかりは少ない。道具がないと無理だった。

山からの帰途、先日発注していたメガネを取りにいった。4年ぐらい前に購入したメガネが傷が付いてきたこと及び事務仕事がやりづらくなった等の理由だ。今回はスポーツタイプのフレームにしたのでレンズ、フレーム共にプラスチック製にした。かけてみると非常に軽く、圧迫感はほとんどない。アウトドア専用とも思ったが、これならビジネスや日常生活にも支障なく使えそう。従来のメガネは作業用に格下げになりそうな感じがしてきた。
出向元の会社で昼休みに眺めていた山のひとつに東方便山があった。若い時から登り残した山でもあったが金光康資さん著「防長山野へのいざない」第1集改訂版にコース記事が掲載されていたので登ってみることにする。
防長山野へのいざないについては以前にも述べたが、自身バタバタとしていたこともあって第3集は未購入だった。このことを金光さんにメールで相談すると恐れ多いが自宅近くまで届けて頂くことになっていた。今日ホムペの東方便山の編集をしていると奇しくも金光氏から連絡を頂き、近くの道の駅で手渡しして頂いた。
ご多忙の様子なので山情報を少し交換しただけでお別れした。自身、里山をしっかり歩こうと思いホムペも「里山ハイク」名を冠している。そういう意味では「防長山野へのいざない」はいわばバイブルのような存在になる。同じ県に先駆者的な方がおられ、充実したガイドブックがあることは幸せなことでもある。私も自分の楽しみが最優先ということには変わりないが、こうして紹介することで荒廃する里山が少しでも親しまれるようになればとささやかながら思っている。
さて、こちらの方は画像中心にアップしよう。
林道方面山線入口、この道を道なりに行けば登山口にたどり着ける。よほどのことが無いかぎり迷うようなことはないだろう。
公社の植林地ということもあり良く手入れされている。
林道終点からアンテナ鉄塔までは幅60cmぐらいのコンクリ舗装の道をトラバース気味に歩くことになる。
ヒサカキの花、プロパンガスのような匂いを発する。雄花と雌花がある。花弁を見るとわかるらしいが、雌花は花が開き気味とのこと。
アンテナ鉄塔から展望岩まで明るい尾根が続き、快適な散歩道だ。
方面山山頂直下、東方便山も同じだが山頂付近は測量のためなのか伐採してあり、結果的に展望が良くなっている。
方面山から東西鳳翩山の山なみが望める。
落ち葉ふかふかの散歩道、気持ちええなぁ!
東方便山から東方面の山、白石山、狗留孫山等が望める。樹間から特異な山容の十種ヶ峰も意外と近くに望めたが、写真はNGだった。
展望岩から山口市街地を望む。南方面は180°の展望が拡がる。
山味は東鳳翩山と凌駕するのでは?と思われるが登山者は本日5名だった。
こういうコースは残って欲しいと願わずにはいられない。
寂しいので白梅も添えましょう。
詳細編はホムペにアップ済みなのでこちらでは画像中心にアップしてみよう。
今回の木戸山周回ルートは地味だがワイルドでルートファインディング他いろんな要素をためされる。小さな冒険心を満たしてくれるルートだった。いつもこれだと疲れるがたまにはこんなコースを歩くことも必要と感じた。
初めて行く山は事前に2万5千または5万図にルートをトレースし、地形他を頭に入れてから行くようにしていたが、今回は他の人の作成された地図をコピーして持参すると2回ルートを外してしまった。やはり手抜きはいけない。
登山口の木戸山トンネル横P
475ピークから臨む龍門岳
三等三角点の木戸山山頂。ようやく立てた。
こんな雰囲気の良い道も部分的にはあるが、ほとんどは荒れ道、だが落ち葉サクサクハイクは楽しめる。地肌が出ているところはほとんど無かった。
下山口はこのお地蔵さんが目印になる。
白梅林、立ち入り禁止の立て看板があったので遠景を撮った。
フキノトウも満開
棚田も雰囲気あるぞ!
これは路肩の土手に植えられていたもの。
ピンクのアセビもきれいでした。そういえば経小屋山でも見たなぁ!なつかし!!
ところで木戸山山頂から向田橋に下る途中には炭焼き釜跡もあり、里道風の道も一部残り、分岐道も確認できた。だが地籍調査や植林、倒木等でいたるところで寸断されていた。50年ぐらい前になるだろうか、当時の炊事や風呂沸かしは薪や炭が主原料で生活の糧を得るため、多くの人が山に入り、自然と多くの里道が出来ていた。地元の大海山や串山連峰も網の目のように道があった。だが現在では入山者も少なくなり、そのほとんどは消失している。現存するのは役所が定期的に手入れする山か登山者が頻繁に入る山に限られている。歩き易い山は表土が極端に削られ別な意味で荒れている。アンバランスさも感じる。
金光さんの「防長山野へのいざない」第1集改訂版でも述べられているが、十種ヶ峰神角コースも消失に近い状態だった。地元の方のご厚意により山道が整備され、かっての名門コースも復活し、登山者も多くなった。これに比べ徳佐駅から歩いていける福地池コースもかって魅力的なコースだったが、現在では林道も山腹まで伸び、魅力は薄れたようだ。またいつかとは思っていたが今は登る気も無くなった。せめて神角コースでもしっかりと歩き、残すことが出来ればと願っている。