「尖閣奪還」日米合同演習

　尖閣諸島が不法占拠されたことを想定した海上自衛隊と米海軍合同の奪還作戦演習が計画されているそうです。尖閣諸島は日本領土なので不思議は無く、示威行動の意味でも大いにやるべきであると思います。

　ただ、我国の現行憲法は、紛争解決の手段としての武力の行使を禁じています。一旦占領された後の反撃は、正当防衛ではないので、理屈上、奪還作戦は行なえないことになります。　現実に、竹島は韓国によって不法占拠されているにもかかわらず、手も足も出ません。演習はよいとしても、本番の作戦は行なえません。

　万一の場合に、尖閣諸島を米国が代わりに奪還してくれるとすれば、日本の主権の侵害だし、日本が米国に協力すれば武力の行使と言えなくもないし、どうも困ったものです。

　警察官が不審者ともみ合ってわざと倒れ、職務執行妨害で逮捕に持ち込むということを聞いたことがありますし、自衛隊の場合には、わざと紛争に巻き込まれに行って、反撃したらよいというような考えも、現場的な話としてはあると聞きます。

　多少、乱暴な考えですが、何か便法があるとよいですね。

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