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中国はジンベエザメを目指せ

2010年10月07日 05時31分29秒 | その他
 大国の条件は、面積が広い、お金を持っている、強い軍事力を保持しているなどでしょう。隣国の中国は、これらの条件に照らして大国であることは確かです。豊かかどうかは別です。

 大国が自国の論理のみで行動するとき、周辺国には勿論、世界全体に迷惑が及びますし、軍事的緊張も生じかねません。それでは、大国はどのような規範に沿って行動すればよいのでしょうか。

 ジンベエザメという世界最大の魚類が居ます。最大10数メートルにもなる大きな図体の割に動きは緩慢で、プランクトンを主な餌にしているために、人を襲うことも無いと言われます。ジンベエザメの居る周辺には同じ餌を求める他の魚類も集まるので、豊漁の兆しとみなされ、日本では漁業従事者もこの魚を大事にしていると聞きます。

 図体は大きくても、その行動が平和的で、周辺に迷惑をかけず、嫌われることの無いことは、大国に求められる規範にも通じるところがありそうです。

 昔の日本人が中国に抱いたイメージは、スケールの大きさ、即ち、細かいことを気にかけない鷹揚な態度でしたが、最近、見聞きする中国は、自己中心で独善的であり、軍事力を背景に強引に行動する可能性のある危険な国家になりつつあります。これでは日中両政府の言う戦略的互恵関係を維持するのも憚られます。

 必要なら、東南アジア諸国、インド、その他の環太平洋諸国、果てはロシアも巻き込んで、中国包囲網を形成することに加え、日本の軍備を通常兵器に限定せず、一段と高レベルのものに引き上げることも検討せざるを得ませんから、新たな緊張を生む恐れがあります。

 また、日本を始めとする先進各国が生産を中国に依存している点を見直せば、多くの人口を抱え、働き口と食料を確保しなければならない中国は、成長にブレーキがかかり、国内の不満が募ります。こう言うマイナスの結果を生むことだってあり得ます。

 今、中国の行動には全世界が注目していますから、絶えず、他国への規範となるよう、行動を自制しなければなりません。

 そこで私が唱えるのが中国はジンベエザメを目指せと言うオリジナルの議論です。

 おあとがよろしいようで。

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