ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ロマンスト ト長調、ヘ長調

2010年10月17日 05時00分00秒 | 音楽
 ベートーヴェンの二つのロマンスは、ソロヴァイオリンと管弦楽のための曲なので、その後に作られたヴァイオリン協奏曲の習作と言われているそうです。

 ト長調の方は、ソロヴァイオリンに低音の重音部分があるのが特徴で、全体としては渋い感じに仕上がっています。重音部分の作曲はヴァイオリンの経験が必要そうですから、ヴァイオリニストの助言を得て作ったのでしょうか、それとも、ベートーヴェンはヴァイオリンをかなり弾けたのでしょうか。モーツァルトは父親に習ったようですけれど。

 ヘ長調の方は、ソロヴァイオリンが高音で演奏され、華やかな曲想を持っています。途中で、ソロヴァイオリンが最低音のソから上第4間のファまで飛躍するところがあります。この最低音のソを1オクターブ上げれば、フルートでも演奏が可能で、加藤克郎氏の「フルート名曲26選」にも載っています。一番最後の本来ならソロヴァイオリンが終わった後に、オーケストラのフルートの旋律の3つの音符を転用して、ソロの旋律に足している点がオリジナルとの相違です。

 私はヴァイオリンでしきりに試みていますが、ト長調の方は重音をクリアしなければなりません。何とかこれらの曲くらいは弾けるようになりたいものです。また、上下式の単音ハーモニカでヘ長調の方を試みたことがあります。結構、吹けるものです。単音ハーモニカにはスライド式のものもあるのですが、私には上下式の方が合うようです。

 レコードではダヴィッド・オイストラッフのものを持っていて、同じ演奏のCDを買おうとしたら、息子のイ―ゴリの物しか見当たらず、ようやくダヴィッドのものをさがし当てました。この親子のバッハの演奏のCDを持っていますが、息子さんはイマイチです。

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コメント
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