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【心 de 経営】『書話力』を高める 7104 聞き手の行動に結びつく話し方

2024-11-28 12:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7104 聞き手の行動に結びつく話し方     

 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
   
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
 7714 聞き手の行動に結びつく話し方
 納得していただくと共に、行動していただき、効果を発揮していただくという「話の目的」もあります。
 われわれコンサルタント・士業は、提案した内容をクライアントさんが実行して、成果を上げてくれなければなりません。要は「行動していただく」ための話し方を身につけていなければなりません。
 そのために、話し手である私の考えや信念や、何を目的とし、その目標は何かを話をすことによって、聞き手であるクライアントさんが、それを咀嚼してくれなければなりません。それには前項の「納得していただく」ということが不可欠です。その上で、実行のために自社に即した仕組みとして作り上げ、持続的に、自分達だけで実行できるようにしてもらいます。すなわち「自主的に行動をし、それを持続的にして、成果に結び付けられる仕組み(システム)創りを支援し、それが持続的に実行できるようにし、効率よく成果に結び付けるようにしていただけるようにします。

 トップや管理職だけではなく、一般社員までが積極的な行動を起こせるような話し方というのは、その企業の現状に即した仕組みと、その効果から、どの様な企業に変身できるのかをイメージできるようにしなければなりません。抽象的な内容に留まらず、理想的なあり方を、形として作り上げられるような内容でなければなりませんし、具体性と夢を語れなければなりません。(具体的な方策は、【あたりまえ経営のすすめ】シリーズ2「管理編」をご参照ください。)

 このようにビジネスの世界では、「納得していただき、行動していただく」という目的でのコミュニケーションが多く、しかも重要です。話をする目的というのはさまざまですので、それぞれに応じた話し方を私達は身につけておかなければなりません。
 言うまでもなく、「行動していただく」、すなわちこちらが話した内容を相手が実行し、目的を達成していただくためには、「納得」が前提となります。誰しも、納得しなければ行動しないですし、納得がなければ「強制」となり、それでは、こちらが話したことを相手が実施することに、力も入らず、成果も思う様には出ないでしょう。
 納得していただくためには、聞き手の「欲求」が何かを、正確に分析し、それを刺激することによって、その目的をできるようにすると良いでしょう。それには、あまり論理性や合理性にこだわらないほうがうまく行くことが多いです。
 論理性を重視する人が聞き手である場合には、当然、理路整然とした話方をしていないと、理解も納得もしていただけません。しかし、多くの人は、理詰めの論調よりも、感性に訴えられる生々しい事実をぶつける方が、興味を持って耳を傾けてくれます。健康とか安全性、金銭や出世、事業繁栄など、また、幸福だとか、恋愛だとかの問題を、話し手が具体的に取り上げると良いでしょう。聞き手の愛社精神とか、同情心などに訴えかけるような話し方は、相手の納得を得やすく、それを行動に移してもらいやすいです。
 「昔から論より証拠」と言われますが、実例をあれこれと紹介したり、統計や資料を示して、公に認められている機関や個人などの権威を活用するのも一つの方法です。
 内容もさることながら、熱意とか情熱、自信を持った言い方や、それらを、経験に基づいた自信ある実例紹介なども重要です。
 それに対して、弁解やら、個人攻撃的な態度は、マイナスのイメージを与えることに繋がりやすいです。これらは方法を変えて、聞き手の情緒に訴えるような話し方にしますと相手も納得し行動に結びつけやすいです。
 日常活動を見ていますと、聞き手を行動に結び付けられるような話題は意外と多いものです。したがって、それらについて、日常から大いに注意を払い、情報を蓄積して、その利用法を研究して行きますと、目的を達成することにつながりやすいでしょう。
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月27日 ◇平泉藤原三代 ◇仕事の指示や依頼の心得   A726

2024-11-28 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月27日 ◇平泉藤原三代 ◇仕事の指示や依頼の心得   A726 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月27日

 先月に続き、今月も新潟に来ています。

 訪問企業の経営者・管理職の集まりに招かれ、そこで、このような話をしました。

■ 14 仕事の指示や依頼の心得   A726

 ビジネスというのは、独りでやっていては効率がよくありません。たとえ、独立起業まもない頃であっても、奥様に秘書としての仕事を手伝ってもらったり、経理業務を担っていただいたりするだけでも、やりこなせる仕事量は全然異なります。

 私も経営士・コンサルタントとして独立起業したての頃は、社員を雇うには、先が読めなさすぎましたので、妻に手伝ってもらいました。

 たとえ妻であっても、協力していただいているわけですので、日常生活で亭主関白であっても、仕事の上ではパートナーという、同格の立場でいる意識を持つべきです。

 すなわち、「糟糠之妻」として、それを口に出さないまで、感謝の念を常に持っていることが肝要です。しかし、時には、感謝の言葉を発することを忘れてはならないと考えます。

 たとえ、社員を雇える身分になっても、あるいは会社の管理職として部下を持つ身になっても、人に指示・命令を出すときには、「お願いする」という気持ちを持って指示・命令を行うべきです。

 指示・命令の基本は、どの様な目的の業務なのかをキチンと理解させ、経験の浅い社員の場合には、簡単な方法や手順を示します。一方、中堅社員などの場合には、目的を説明したら、あまり細かい指示を出さない方が良いでしょう。

 いずれの場合においても、期限は明示します。期限前に、こちらから進捗状況を確認したりして、作業に首を突っ込むことは極力やらないようにします。

 しかし、経験の浅い人の場合には、それとなく進捗状況を確認するとか、中間報告をさせるとかして、方向違いの作業をしないようにチェックしなければなりません。

 結果報告や成果物の提出があった時には、まずは感謝の言葉を発することです。そして、是々非々の観点で確認し、場合によっては部分訂正をしてもらいます。

 私自身は、部下から、「平素は、やさしいけれど、仕事となると厳しく、ケアレスミスなどを起こしたときには怖い人」と陰口をたたかれていました。しかし、社内でのミスは許されても、顧客・顧問先に対しては、常に100満点の作業を行うことを基本とすべきです。

 一方、目上の人に対して、お願いするときには、相手の都合のよい時間帯に、都合のよい場所で会うのが原則です。熱意を持って、語りますと、こちらの依頼を引き受けて下さる確率は高くなります。

■【今日のおすすめ】

 【ナレーション付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】 えさし藤原の郷 伽羅御所跡 奥州藤原氏の居館を基調に平安時代を再現したテーマパーク

 平泉は、鎌倉時代を中心におもしろい展開をしました。

 京都に負けない街作りを藤原三代が続けました。

 その一つが伽羅御所です。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  五七五の俳句に、なぜ類似作が出ないのか b27

 私は、かねてより、五七五の十七文字に同じ作品が出てこないのか、不思議に思っています。

 単なる文字の組み合わせではなく、言葉の組み合わせであり、厳しいルールともいえる定石があるのですから、俳句の心得のある人であれば似たような俳句ができても不思議ではないと考えます。

 俳句ブームを推進している民放のTV番組を、妻が見ているのを横で見ているうちに言葉の持つ素晴らしさを気づかされました。

 作品の善し悪しによる順位争いが面白いです。当時の、その番組のトップにいるH氏に盗作疑惑がかかっているとことが話題になったことがあります。

  H氏  「梅雨明や 指名手配の 顔に×」

  某氏  「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」

 後者の某氏の句は、2017年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に掲載されました。

 なんと、漢字一文字違いの句ですので、盗作疑惑がかけられてもしかたがないでしょう。

 それだけではなく、一方の句は、H氏の出身地の宮崎県の新聞掲載ですので、一層疑われてもしかたがありません。

 俳句には素人の私見ですが、後者の某氏の作に一日の長があるように思えます。

 私は、冒頭のような考えをもっていますので、「さもありなん」という気持ちです。

 一方で、ここまで諸条件が整いますと、あとは作者の人間性が判断基準とならざるを得ないのではないかと思います。

 TVという公的なインフラでのことですので、あやふやな説明では済まされないと考えます。

 残念ながら納得できる説明もなく、偶然の類似策であるとなり、それで終わってしまいました。

 盗作か、偶然の類似作くかの判定が、いかに困難なのかが解ります。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る


■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

 

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