私がなによりも愛するのは 黄ばむ九月 露の糸はる クモの巣の朝 みじろぎもしない物想う日々 カラスの声 真鍮色の葉 麦束の点在する刈り株畠 春の輝かしい無秩序より 秋の方が 私の心に適う (カントリー.ダイアリー;アレックス.スミスの詩)。 今日の誕生日の花は、オシロイ花(オシロイバナ科)花言葉は、内気、柔和。熱帯アメリカ原産の多年草。紅.白.黄.絞りなどの可憐な花は良い香りで、夕方から開き翌朝しぼむ。黒く硬い種子の中にある白い粉の胚乳が白粉のようなのでこの名がある。こぼれた種子は翌年芽を出し手育ち繁殖力が旺盛である。「白粉の花ぬつて見る娘かな 一 茶」「白粉花妻が好みて子も好む 宮津昭彦」「白粉花吾子は淋しい子かも知れず 波多野爽波」「白粉の花が其処には咲いてゐて 京極杞陽」「おしろいが咲いて子供が育つ路地 菖蒲あや」「おしろいや秋の小花が咲くまでに 小杉余子」「白粉の花の夕闇躓けり 渡辺桂子」。(白粉花 蕾揃えて 弾けたり ケイスケ)